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デジタルレジリエンスを飛躍的に高めてクラウドの複雑さを緩和
Splunk Cloudへの移行も重要な変化をもたらしました。「Splunk Cloudは、Splunk EnterpriseにSaaSのメリットを加えたソリューションで、管理の負担を最小限に抑えてくれます」と、嶺南大学でCIO (最高情報責任者)兼大学図書館長を務めるLouisa Lam氏は評価します。「これにより、データが増加してもIT人材やキャパシティの不足を心配する必要がなくなり、オンプレミスモデルを使用していたときの懸念が解消されました」
嶺南大学は、Splunkを使って脅威ハンティングを自動化し、精度を80%以上に向上させるという成果も達成しました。ISSチームは現在、IT運用を完全に自動で可視化しています。このことが、障害の最小化、デジタル資産の保護、運用の継続性の確保、デジタルレジリエンスの強化につながっています。特にレジリエンスの強化は、スマートキャンパスを構築するうえで最重要事項です。Splunkによって過去のデータから実用的なインサイトを導出することで、システムの利用傾向を把握し、問題の根本原因分析を迅速化して、リスクとニーズを予測できるようにもなりました。今では、レポート生成と予測型アラートによってシステムの可用性を確保しながら、システムのプランニングと設定に先手で取り掛かることができます。
Splunk Cloudは、Splunk EnterpriseにSaaSのメリットを加えたソリューションで、管理の負担を最小限に抑えてくれます。
先進テクノロジーで持続可能な未来を創造
Splunkを活用することで、嶺南大学は優れた拡張性を手に入れて効果的なIT運用を実現し、将来の成長を見越した強固な基盤を構築しました。Lam氏はログ管理を例に挙げます。「以前の手動方式では、すべてのログを同時にチェックすることができず、オンプレミスとアラートのログを優先せざるを得ませんでした。Splunkによってプロアクティブに可視化できるようになったことで、対応できるログの種類が2倍になりました」
Splunkの導入以来、学生や教員の学習環境も改善しています。ISSチームは、Splunkチームのメンバーが顧客を第一に考え、ユースケースを積極的にレビューし、Splunkを適用できる領域について適切なアドバイスを提供している点を高く評価しています。嶺南大学は今後も、AIと機械学習を活用してSplunkプラットフォームから予測的なインサイトをさらに引き出すための探求を続けていく予定です。アジア屈指の大学として、多面的なデータ分析のニーズに応え、最先端のテクノロジーを統合することを目指す嶺南大学の今後のITロードマップにおいて、Splunkは引き続き重要な役割を果たしていくでしょう。