グローバル調査:クラウドの複雑化、人材不足、緊急度の高い脅威に直面するセキュリティリーダーが優先すべき対策
Splunkのおかげで最適なハイブリッドマルチクラウドジャーニーを実現し、ROIを最大化できました
Splunkの導入前、ACE社では複数のデバイスから収集したセキュリティデータを統合して相関付けることができなかったため、マルチクラウド環境を十分に可視化できず、イベント対応が遅れる一方で人件費が増大していました。
Splunkの導入により、セキュリティ監視が強化され、迅速な脅威ハンティングとリアルタイムのイベント対応が可能になるとともに、10%のコスト削減、システムメンテナンスの効率化、業務効率の向上、ユーザー資産のセキュリティ強化を実現しました。
ACE Exchange社は、2018年に設立された台湾初の暗号資産取引所です。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)とニュー台湾ドルを交換できます。DeFi (分散型金融)からCeFi (中央集権型金融)への資金移動の促進を目的とした多数の金融ツールと、さまざまなクロスチェーンサービスを提供しています。広範なブロックチェーントランザクションとインキュベーションエコシステムをサポートするために、ACE社は、効果的なセキュリティ監視プラットフォームを必要としていました。そのプラットフォームには、ユーザーの資産を守り、コンプライアンスと事業継続性を確保しながら、同社の着実な成長を後押しすることが求められます。
しかし、当時使用していたオープンソースの分析プラットフォームは、ACE社が求めるレベルに達していませんでした。データを統合することも、異常なトランザクションを検出するためにログを相関付けることも、拡大し続けるマルチクラウド環境でのリソースの使用状況や割り当て状況を監視することもできませんでした。その結果、同社のセキュリティチームは、1つの問題を調査するだけでも多数のコンソールにログインしなければならず、MTTDが長引き、高度な脅威を予測するのも困難になっていました。また、プラットフォームの保守にも手間がかかり、データのオンボーディングやダッシュボードのカスタマイズに人手が必要で、チームの負担が増大し、ハードウェアの機能を十分に活用できていませんでした。
複雑な環境を詳細に可視化するために、ACE社はSplunkを導入し、結果として、セキュリティ態勢の強化、脅威ハンティングの精度向上、運用効率の向上を実現できました。
「Splunkのおかげでついに理想のセキュリティ分析プラットフォームを手に入れることができました」と、ACE Exchange社の最高情報セキュリティ責任者であるFngi Hsu氏は胸を張ります。Splunkは、同社のマルチクラウド環境の複雑さを克服するために完璧なソリューションでした。Google Cloud、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Microsoft Azureなど、同社が使用するすべてのパブリッククラウドプラットフォームから自動的にログデータを収集し、組織全体のセキュリティ態勢を可視化して、脅威対応の迅速化、リアルタイムのイベント対応、監視の信頼性向上を実現したのです。また、セキュリティチームは、Splunkの直感的なダッシュボードを使ってさまざまなタイプの脅威を予測、検出し、対応できるようになりました。
Splunkの導入により、セキュリティチームの負担は大幅に軽減されました。「シンプルで覚えやすいSplunkサーチ処理言語により、古いプラットフォームでのサーチの遅さの問題が解決しただけでなく、ダッシュボードやアラート設定を柔軟に調整して組織のセキュリティニーズに対応できるようになりました。特に、ISO27001:2022プラクティスの新しい『A.8.16 アクティビティの監視』コントロール項目に対応できたことは大きいです」とHsu氏は説明します。「Splunk Mobile Appも大いに役立っています。外出先でもダッシュボード、レポート、アラートに単一のインターフェイスからアクセスできます。以前は夜間にスタッフがオフィスに待機していましたが、今ではいつどこにいてもSplunkプラットフォームを利用できます」
ACE社では、サイバー脅威を予測してセキュリティインシデントをアラートする機械学習モデルの開発にもSplunkを活用しています。これによって定型的な手動作業を減らすことで、以前は7日間かかっていた業務を2日で終えられるようになりました。生産性が向上したことで、チームメンバーがより重要な業務に集中できるようになり、組織全体としても他の戦略的なセキュリティイニシアチブにリソースを回す余裕ができました。