Huaiboさんは、大学院生時代にSplunkと出会い、インターンシップを経て新卒として入社。その後、グローバルのjob rotation programに参加し、そこからGlobal Solution Architectポジションへ社内異動と、急速に成長を遂げてきました。今回は、彼がどのようにしてSplunkでのSEキャリアを築き、どんな挑戦を経て今のポジションにたどり着いたのかをお伺いしました。
早稲田大学で深層学習を研究していた大学院生時代に初めてSplunkを知りました。きっかけは、大学の友人が私に転送してくれたLinkedInのインターンシップ募集投稿でした。それを見て興味を持ち、Splunkについて調べ始めたところ、データプラットフォームとしての革新性、機械学習や深層学習との統合、そしてセキュリティやオブザーバビリティといった広範な用途を知りました。
学術的な知識を実世界の課題に適用できる可能性に惹かれ、インターンシップに応募しました。
学生だった当初、2022年の夏にインターンシップに参加し、APAC Solutions Architect主導の深層学習プロジェクトに携わりました。そこで、初めてSplunk App for Data Science and Deep Learning (DSDL)を活用し、Splunkに深層学習を用いたテキスト分類や要約機能を実装しました(後にバージョン5.1.0としてリリース)。また、EMEA地域のPrincipal ML Architectが主導するSplunk Guild for Data Scienceに参加し、スキルを磨きながらSplunkの技術を深く学びました。その後、プロジェクトが進行する中で、私のインターンシップは3か月から1年に延長されました。
2023年3月には、Splunk Security Research Teamと協力し、フィッシングメール検出のための深層学習ソリューションを開発しました。この成果は後に米国で特許出願されました。
2023年9月に大学院を卒業した後、Splunk JapanのGSSチームに正社員として参加しました。セキュリティやIT運用の分野で顧客と関わる中で、現実世界の課題をより深く理解することができました。GSS SEとして、さまざまな課題を持つ多くのお客様を対応する中で、お客様のニーズをより深く理解しようと努めることで、高いコミュニケーションスキルを磨くことができました。困難な課題では、気軽にGSSメンバーに相談し、助けてもらいながら学べる環境が常に整っています。
また、Guildコミュニティでの活動を通じて、顧客のSplunk利用体験を向上させる新しいプロジェクトのアイデアを得ることができました。
2024年5月、Guildコミュニティのチャネルでシェアされた応募情報を見つけて、私はSplunkのjob rotation programに参加し、Global Solutions ArchitectチームにてSplunkの深層学習用アプリの拡張に取り組みました。日本のお客様の需要に基づき、LLMの統合やSplunkダッシュボードからのRAG(検索強化生成)機能をアプリに追加しました。このプロジェクトでは、さまざまな地域のSEやプロダクトチームと連携し、顧客と直接対話する機会も得ました。この機能拡張は、近日リリース予定の Splunk App for Data Science and Deep Learning(DSDL)バージョン5.2に追加されます。
SplunkのOpen & Collaborative Cultureのおかげで、APAC地域のSplunkerやお客様とつながる機会にも恵まれました。2024年9月には、参加者800名を超えるSplunk .conf Goイベントのスピーカーとしてシンガポールとシドニーを訪れました。これらの訪問を通じて、お客様の組織内でのカスタムMLとAIソリューションの需要が増大していること、そしてこの分野における新しいユースケースのポテンシャルを実感しました。
Splunkには、Collaborativeな文化と、自分自身のキャリアパスを切り開くための幅広い機会があります。job rotation programを通じて、MLやAIのユースケースをサポートすることへの興味を発見しました。そして、GTS Global Architectチームからの求人を見つけた際、社内異動に応募することを決めました。面接では、アーキテクト、マネージャー、フィールドCTO、プロダクトチームのメンバーなど、世界中のさまざまな方々と話す機会を得ました。彼らとさまざまなトピックについて議論し、自分のプレゼンテーションに対するフィードバックをいただいた経験は、非常に貴重なものでした。
そして2025年1月からは、MLとAIに注力したGlobal Solution Architectとして新しい役割に挑戦することになりました。この新しい役割では、お客様がデータパイプラインにAI技術を採用し、組織の価値を高める新しいユースケースに拡張するお手伝いをしたいと考えています。
SplunkのSE組織では、エンジニア一人ひとりのキャリア形成を真剣にサポートする環境が整っており、非常に恵まれた職場だと感じています。若手社員でも積極的に手を挙げることで、グローバルプロジェクトに参加したり、自分が関心のある技術分野を深めるチャンスを得ることができます。
さらに、Global Shared Serviceチームでは、さまざまなキャリアパスが用意されており、これまでにGSS SEチームからアカウントSEやパートナーSEへとステップアップした先輩たちの活躍が、私自身にとっても大きな刺激となりました。そのおかげで、私はjob rotation programに参加したり、グローバルチームへの異動に挑戦する機会を得ることができました。
Splunkファミリーの一員であることを非常に誇りに思い、このエキサイティングな旅を皆さんと一緒に進めていくことを楽しみにしています。
いかがでしたでしょうか。現在Splunk Japanでは複数のポジションの採用を行っております。
Splunkのキャリアについてより詳細に知りたい方は、こちらをご確認ください。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。