キャリア開発は、当人の考え方や話す相手によって、さまざまな意味を持ちます。Splunkは、キャリア開発は必ずしも一本道ではないと考えています。山頂に立てられた旗に向かってチーム全員で山を登っていくストックフォトをよく見かけますが、あれとはまったく違うイメージです。むしろ、キャリアとは、いくつもの道があり、山があり、谷もある、あらゆる方向に可能性が広がる冒険だと考えています。
「Splunkでエンジニアとしてキャリアをスタートし、その後管理職に転身して、現在に至っています。Splunkに来てよかったと思うことの1つは、キャリア全体を通じて幹部からサポートを得られことです。入社して8年の間に、さまざまな製品分野の仕事を転々とし、新しいことに挑戦してきました。すべては手厚い支援のおかげで、働くのがとても楽しいです」- Cecelia Redding、エンジニアリング担当シニアマネージャー
社員がキャリアジャーニーを歩むための指針として、Splunkは3つのE (プラス1)を掲げています。これは、学び(Education)、経験(Experience)、認知(Exposure)で構成される「3つのE」または「70/20/10」と呼ばれるモデルをベースに、評価(Evaluation)の「E」を加えたものです。これらの各領域を基盤としてバランスのよいプログラムやポリシーを築いていくことで、すべてのチームのあらゆる職務の社員がキャリアで成功を収められるよう後押ししています。
Spunkは、キャリアを強化するために最も重要なのは「経験」だと考えています。主な支援策として、現在の職務で求められる成果を達成するために必要な経験と、キャリアパスにおいて目指すその他の職務で必要とされる経験について、社員が容易に理解できるようにしています。こうすることで社員は、現在の職務で優れた業績をあげるために継続して取り組むべき課題と、次のステップに進むために取り組む必要のある学びを明確に把握できます。さらに、一部の重要な職務については、キャリアフレームワークガイドを提供しています。このフレームワークでは、各種の職務について、求められるスキルと一般的な責任を定義し、横方向と縦方向の両方で今後の選択候補となるキャリアパスを提示しています。
「私はかつて、国防総省および情報コミュニティのお客様を対象とする行政・公共機関担当カスタマーサクセスチームで、産休に入ったマネージャーの代理を務めました。当時、Splunkで部下を管理するのは初めての経験で、そのときに私のキャリアは本当の意味で始まったと考えています。私にとってそれは、自身のスキルを発揮し、リーダーとして、他のセールスリーダーと協力しながら自分に何ができるかを証明する大きな機会となり、その後、別の領域で正規の職務に就くことになりました」- Noah Van Dyke、カスタマーサクセス&エクスペリエンス担当シニアマネージャー
次のステップに進むために必要なスキルと経験を積む機会を提供することは非常に重要です。Splunkでは、多くの社員が、マネージャーの協力の下、他の職務のシャドウイングをしたり、ストレッチプロジェクトに参加したりしています。これは、スキルや経験を積むだけでなく、他のチームや社員と知り合うための機会となります。
キャリア開発で2番目に重要なのが「認知」です。つまり、Splunk社員が組織内でその存在を知られ、つながりを築くことを通じて、業務について理解し、知識を共有し、自身のブランドを築いていけるようにします。
Splunkで社員同士が知り合うための簡単な方法の1つが、Splunk Cafeプログラムです。このプログラムでは、カジュアルな会話形式または正式なメンターシップ形式で、世界中のSplunk新入社員と交流できます。これにより、人脈を広げ、チーム内外で立場を超えた貴重なつながりを築くことができます。
つながりを築くことに加えて、社員の功績を表彰することも、キャリア開発と認知を促進するためのSplunkの基本的なアプローチの1つです。各チームが独自のプログラムを用意して、チームに貢献しているメンバーを表彰するとともに、チームが取り組んでいる面白いプロジェクトを同僚やリーダーに紹介しています。たとえば、カスタマーサクセスチームでは、幹部が四半期に1回、「コールダウン」と呼ばれるイベントを開きます。優れたメンバーをマネージャーが推薦し、選ばれたメンバーは幹部とのサプライズミーティングに呼ばれて、それぞれの功績を祝ってもらえます。
継続的な「学び」は、キャリアに限らずあらゆる成長に不可欠です。問題は、何から始めるかです。始めること自体が大仕事に感じることもあるでしょう。そこでSplunkは、社員向けのキャリア開発ガイド(「A Splunker’s Guide to Career Development」)を提供しています。このステップバイステップガイドには、選択可能なキャリアオプションの説明、現在のスキル/強み/ギャップ評価リスト、開発計画テンプレート、キャリア面談のためのチェックリストが含まれます。このガイドを活用すれば、目指すキャリアとそのパスについてマネージャーと有意義な話し合いをする方法を学ぶことができます。
Splunkとしては、ここが世界で最も優秀な社員を育てている場所だと思いたいところですが、社員が求めるスキルや答えが社外にある場合もあるでしょう。そこでSplunkでは、現在の職務に関する学習費用の補助制度を設けています。また、新しいスキルの習得を支援するために、外部から専門家を招き、幅広いスキルに対応したオンデマンドコースやキャリア面談ラボを提供しています。
「Splunkには学習費用の補助制度があります。実際、私は、修士号を取得するための学費を全額賄ってもらい、本当に助かりました。オンラインコースの受講に時間をかけ、そちらを優先させてもらいました。おかげで、チームに個人として貢献しながら、約1年で修士号を取得できました」- Clara Merriman、SSCOEサーチ担当マネージャー
上記のすべての努力を夢見るキャリアにつなげるには、もう1つ大切なことがあります。それは「評価」です。自身の目標やジャーニーについて、同僚やリーダーといった外部の立場からフィードバックを受けることは、他のすべての「E」が正しい方向に向けて行われていることを確認するために重要です。
調査とデータはSplunkが得意とするところです。360度視点の評価プロセスにより、同僚、プロジェクトパートナー、コラボレーション相手からフィードバック、データ、調査結果が広く収集されるため、自身のパフォーマンス、成果、成長機会をより深く理解できます。これにより、自分が組織全体でどのような役割を果たしているかを理解し、キャリアの方向性に関する同僚の意見を参考にキャリアの向上と強化策を検討できます。
もちろん、目標に向けて順調に進んでいるかどうかについて、日頃からマネージャーやリーダーと話すことも奨励しています。ただし、こうした大切な問題については、正式に時間をとって話し合うことも必要でしょう。そこでSplunkでは、四半期に1回、キャリア面接を実施して、各社員が自身のキャリアを振り返り、マネージャーとともにキャリア目標を確認して、目標を達成し成長を続けるために何が必要かを話し合う機会を設けています。
人が成長する方法はたくさんあります。Splunkは、すべての社員が、よりレジリエンスが強化されたデジタル世界を作るというSplunkの理念を実現したいと思える役割(1つとは限りません!)を見つけられるよう、全力でサポートします。Splunkのキャリア開発支援について詳しくは、Splunkのキャリアサイトをご覧ください。
このブログはこちらの英語ブログの翻訳、蛭田 雄介によるレビューです。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。