
CISOレポート
デジタルレジリエンスへの道を取締役会と共に歩む
CISOと取締役会はかつてないほど緊密に連携しています。それぞれが果たすべき役割はまったく異なるため、成功指標に対する認識にずれがあります。
.conf24ではエキサイティングなニュースがいくつも発表されたため、その中から最も興味を惹かれたものを1つだけ選ぶのは難しいと思いますが、Splunkのセキュリティ製品にCisco Talosの脅威インテリジェンスが統合されるというニュースは、おそらくランキングの上位に入るでしょう。
そしてついに、Splunk Attack Analyzerを利用する世界中のすべてのお客様に、Cisco Talosの脅威インテリジェンスの一般提供が開始されました。
Splunk Attack Analyzerは、マルウェアによる脅威やクレデンシャルフィッシングが疑われる不審な挙動(QRコードが記載された電子メール、脅威の恐れがあるキャプチャ、正規の企業になりすました偽装ドキュメントなど)を自動で分析するソリューションです。その独自の機能によって、セキュリティアナリストは次のことが可能になります。
その結果、アクティブな脅威を詳細に把握し、アラートの削減、検出効率の向上、調査と判断の迅速化を実現して問題をすばやく解決し、セキュリティアナリストの負担を軽減できます。その一例として、Splunk Attack Analyzerを使用するSouthern Farm Bureau Life Insurance Company社は、以下の成果を達成しました。
Cisco Talosは、世界トップレベルの研究者、アナリスト、エンジニアで構成された、信頼と実績を誇る脅威インテリジェンス調査チームです。1日あたり約8,000億件のセキュリティイベントを監視し、1分あたり2,000件以上の新しいマルウェアサンプルを分析し、1秒あたり約2,000のドメインをブロックして、脅威の状況を比類のないレベルで可視化しています。
Cisco Talosが提供するインテリジェンスをSplunk Attack Analyzerに統合することで、エフェメラルな性質(揮発性)を持つ脅威や、Splunk Attack Analyzerでの分析前に解消された脅威など、これまで対象にならなかった脅威も検出できます。また、シスコの豊富な脅威インテリジェンスを活用し、攻撃チェーンで検出されたURLにレピュテーション調査の結果を補足することもできます。Splunk Attack Analyzerで分析された各URLには、Cisco Talosによる脅威レベルと脅威カテゴリも割り当てられます。
今後、Splunk Attack Analyzerを使用する世界中のお客様がこれらの機能を利用できるようになります。脅威検出を強化するために追加の設定は必要ありません。
Splunk Attack AnalyzerへのCisco Talosの脅威インテリジェンスの統合
.conf24での発表後、数社のお客様からこの統合を歓迎するお声をいただきました。「Splunk Attack AnalyzerにCisco Talosの脅威インテリジェンスが統合されることで、さらに詳細な分析が可能になることを大いに期待しています。今後、自動化アクションをさらに強化して、Splunkとシスコの価値を最大限に引き出すことができるでしょう」と、SplunkのAdvanced ResponseシニアマネージャーであるTony Iacobelliは評価しています。
脅威分析を自動化しましょう。Splunkならそれが可能です。詳しくは、Splunk Attack AnalyzerのWebページをご覧いただくか、担当のアカウントマネージャーにお問い合わせください。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。