Splunkが「ファーストムーバー(Fast Mover)」および「リーダー(Leader)」に選出されました。
テクノロジースタック全体のデータの流れを完全に可視化することで、業務運用の安定性と信頼性を高く保つことができます。Splunkソリューションがなければそれは不可能でした
クラウドの運用状況を十分に可視化できていなかったため、システム障害の検出、分析、修正に時間がかかっていました。また、手動によるテストが多く、大きな負担になっていました。
Splunkによってデータ分析を一元化し、運用状況を包括的に可視化したことで、プロアクティブにITインフラを監視してパフォーマンスの問題を調査できるようになり、プラットフォームの稼働率が大幅に向上しました。
服薬管理の責任は重大です。患者が適切な薬を適切な量で服用すれば、回復が早まることも期待できます。一方で、処方箋の指示が守られなかったり、薬が間違った人の手に渡ったり、薬に有害な副作用があったりすると、深刻な結果を招く可能性があります。服薬管理の不備による入院と再入院は全体の20%を占め、そのコストは合計で1兆ドル以上にものぼります。StrongRoom AI社はまさにこの問題に対処することを目的に設立されました。AIを活用して強化された同社の服薬管理プラットフォームや医薬品管理ソリューションは、現在、2,000以上の薬局、介護施設、病院で利用されています。
StrongRoom AI社は、新たな地域と市場を開拓し、製品ラインアップを拡大しようと準備しており、システムを効果的に監視してパフォーマンスの問題にプロアクティブに対応できるソリューションを必要としていました。当時、クラウド環境でシステム障害の診断や異常(データポイントの不整合やデータの異常な動きなど)の修正をリアルタイムで行うには、大部分の操作とテストを手作業で行う必要があり、大きな負担になっていました。システムの健全性を確認するために複数のアプリケーション、システム、サーバーを切り替える必要があり、7~8人で分担しても完了までに少なくとも数時間、場合によっては丸一日かかることもありました。また、クラウドの運用状況を十分に可視化できなかったため、Webの問題にプロアクティブに対応することも、報告を受けたクラッシュの原因をすばやく突き止めることもできませんでした。
StrongRoom AI社は、プロアクティブな異常検出やイベントの相関付けを1カ所で行える統合されたプラットフォームの選定を開始し、最終的にSplunkの導入を決定しました。
StrongRoom AI社は、Splunk Observability Cloudに含まれるApplication Performance Monitoring (APM)を使って環境全体をエンドツーエンドで可視化し、リアルタイムのアラートによる異常の検出を実現しました。また、Splunk Infrastructure Monitoring (IM)によってクラウド監視を一元化し、問題が発生してもすぐに確認できるようにしました。
これにより、社内のチームの生産性が向上しただけでなく、同社のソリューションを利用して患者の回復を的確にサポートしようとする顧客に、より安全で快適なエクスペリエンスを提供できるようになりました。
テクノロジースタック全体のデータの流れを完全に可視化することで、業務運用の安定性と信頼性を高く保つことができます。Splunkソリューションがなければそれは不可能でした
Splunk Observability Cloudのダッシュボードでは、重要な各種のメトリクスが1つの画面にまとめて表示されるため、複雑で変化の激しいクラウド環境でも効果的に管理および監視して、ビジネスの状況を把握できます。「お客様による本番環境の利用状況についてインサイトを得ています。たとえば、適切な情報を適切なタイミングで入手できているかなどを追跡しています。Splunkダッシュボードでサービスレベル契約の遵守状況をすばやく監視しながら、お客様が質の高いケアを提供できるようサポートするためのプロセスを継続的に改善しています」と、StrongRoom AI社のテクニカルCoS (チーフオブスタッフ)であるDaniel Shawyer氏は説明します。
以前は、パフォーマンスの問題を特定して解決するのに数時間、ときには丸一日かかっていました。また、手作業が多く、目に見えないコストがかなり発生していました。今日では、Splunk Observability Cloudの使いやすいダッシュボードを利用して、問題が発生しても数分で解決できます。「テクノロジースタック全体のデータの流れを完全に可視化することで、業務運用の安定性と信頼性を高く保つことができます。Splunkソリューションがなければそれは不可能でした」とDaniel氏は付け加えます。
オンプレミスのソリューションとは異なり、Splunk Observability Cloudではプロビジョニング済みのマネージドインフラを利用できるため、拡張性が高く、更新が自動的に行われ、導入も容易です。そのため、StrongRoom AI社のチームはインフラの保守作業から解放され、データ分析に集中できます。「Splunkのアカウントチームの対応が迅速で効果的である点も高く評価しています。アカウントチームのおかげで、Splunkが長年蓄積してきたナレッジをすばやく取り入れることができます」とDaniel氏は評価します。
Splunkで得られる情報は、顧客のニーズに対応するためにどのサービスを強化すべきかなど、ビジネス全体の重要な意思決定にも役立てられています。環境を包括的に可視化すれば、問題への対応力を高め、運用の信頼性と安定性を向上させて、最終的には市場競争力の強化につなげることができます。StrongRoom AI社は現在、将来を見据えて、Splunkの利用範囲を他のビジネス領域に拡大し、ワークフローの合理化、継続的な分析、インサイトの取得、データの保護を通じて、より効果的なケア体制を構築することを検討しています。