TIPS & TRICKS

Splunkの使い方情報 まとめページ

Splunkを利用している人々は、どこに情報を集め、調べた上で実装、利用したりするのでしょうか?
最適なパートナーがいれば、そのパートナーに任せることは可能ですが、自社でナレッジをため、利用するために、自社で情報を共有し、人材を育てるのが最適です。ただ、闇雲に利用するとしても、使い方や、アーキテクチャや仕様の確認、課題などで壁にぶち当たったときに、調べる術を持っている必要があります。

Splunkでは、様々な情報をパブリックに公開しています。そして、それらの情報に単純にたどり着けないことを耳にします。このブログでは、現在公開されているSplunkの情報をまとめてみたいと思います。

  1. Splunk Documentサイト
  2. Splunk Lantern
  3. Splunk Answer
  4. Splunkbase.com
  5. Splunk Idea
  6. Splunk Blog
  7. Splunk Video

 

1. Splunk Documentサイト

英語ドキュメント

Splunk製品の最新ドキュメントが公開されている情報サイトです。

Splunk Documentサイトのホーム画面

カテゴリごとで、ドキュメントリンクがまとめられています。検索ボックスからキーワードでの検索も可能です。

ドキュメントは、過去バージョンの情報も確認可能です。

Google検索などで、検索した場合、過去のドキュメントが参照されることがまれにあります。
その場合は、ドキュメントバージョンを変更することで、(例えば、Latest Releaseを選択する)最新バージョンの資料にすることが可能です。

Splunk Cloud Platformマニュアル

とくに、Splunk CloudとSplunk Enterpriseでは機能差がありますので、表示しているドキュメントのProductとバージョンをご確認ください。

日本語ドキュメント

また、Splunk Enterpriseのみですが、日本語に翻訳したPDF資料もダウンロード可能です。

Splunk日本語マニュアル

ただし、残念ながら、HTMLドキュメントよりも、若干古い場合があります。最新の情報は、HTMLドキュメント(英語)をご確認することを推奨します。

開発者ドキュメント

Splunk開発者向けのドキュメントサイトもあります。

Splunk開発者向けドキュメントサイト

このサイトは、ドキュメントだけでなく、開発者用ライセンスの申請や、開発者ツールのダウンロードなども可能です。

2. Splunk Lantern

Splunk Lanternとは、Splunkの利用方法(ユースケース)をまとめたサイトです。

Splunk Lantern

利用方法のTipsや、適用例などがまとまっています。
ユースケースごとにカテゴライズされており、SecurityおよびIT運用、O11yでの利用方法で、まとめられています。
それらとは別に、Splunk製品概要、Splunk Cloudへの移行、データソースの情報がまとめられています。

ユースケースに合わせて、必要なデータソース、サンプルのSPLなどが記載されているため、利用用途にあわせたユースケースがある場合は、より明確になると思います。

例:AWS環境を利用していて、S3を今後監視する要件がある場合
IT Use Case Guidance - Cloud Monitoring - Managing an Amazon Web Service environmentを選択
どういったデータソースを取得すべきか、対象が何かにより、設定方法例が確認可能

例:AWS S3で公開設定になっているバケットを検出したい場合
Public S3 bucket identification”を選択すると、どういったデータソースが必要で、検出するためのサンプルSPLが確認できます。

Security Use Case Guidance

一般的なユースケースと4つのカテゴリで分けられたユースケースが登録済みです。

Security Use Case Guidance

IT Use Case Guidance

セキュリティ同様、一般的なユースケースのリンクと4つのカテゴリに分かれてユースケースがまとめられています。

IT Use Case Guidance”

Observability Use Case Guidance

一般的なユースケースと2つのカテゴリで分けられたユースケースが登録済みです。
このサイトで表示されているのは、Splunk Observability Cloudを利用する場合のユースケースです。ここに登録されている情報は、Splunk EnterpriseやSplunk Cloudでの利用を想定しているものではありません。

Observability Use Case Guidance

3. Splunk Answer

コミュニティベースの問い合わせサイトです。

Splunk Answerホーム画面

例えば、同じような現象が他環境でできていないか、エラーメッセージをベースに検索することで、その時の対処方法等を確認することが可能で、また、質問することも可能です。質問するには、Splunkアカウントが必要です。
質問は、英語がベストですが、日本語でも可能です。日本人の方が答えてくれることもありますし、海外の方がGoogle翻訳などを利用して回答してくれたりもします。日本語で質問する場合は、Message TagsにJapaneseといれるようにしてください。

ただし、障害時の問い合わせは、サポートに問い合わせするのがベストです。どちらかというと、サポートに問い合わせしづらい質問がベターだと思います。

例えば、“特定のデータ・フォーマットを処理する場合のSPLの書き方を聞くなど”ですね。

注意事項として、Splunk Answersは、Communityという位置づけです。必ず返答があるというわけではないです。
回答者は、あくまでも自身がもっているノウハウや情報を提供してもらうだけのため、責任を負うわけではないので、注意してください。

4. Splunkbase.com

言わずと知れたSplunk Appsのエコシステムです。

Splunkbase.comホーム画面

現在は、Splunk Enterprise / Splunk Cloudだけでなく、Splunk SOARのAppの情報もポストされています。

よって、キーワードで検索するとSplunk Enterprise/CloudとSOARのAppがリストされます。

例えば、CISCOでキーワード検索すると、下記のようなAppがリストされます。

Splunk Enterprise/CloudとSOARの Appリスト

各Appの右上(この場合は、タイル表示)に、どのプロダクトのものかわかるようになっていますので、ダウンロードする際は必ず確認してください。

予め、このページの下部に表示されるボタンを選択し、対象Appのみ表示させるようにしてください。

Extend the Power of Splunk

ほとんどの場合、各App / Add-onのDetailsタブに、対応するドキュメントリンクが記載されています。App / Add-onを利用する場合は、それらの資料を確認するようにしてください。

また、代表的なユースケース紹介AppとしてSplunk Security Essentialsというのがあります。

Splunk Security Essentials

このAppには、セキュリティの様々なサンプルユースケースが登録されています また、それらのユースケースを、様々なフレームワーク(Cyber Kill ChainやMitre Att&ckなど)に沿った形でフィルターが可能です。
用途に合わせて利用方法や、必要なデータソースを確認可能ですので、セキュリティ用途でSplunkを利用する場合には、こちらのAppの利用も検討ください。

5. Splunk Idea

Splunkに追加の機能をリクエストするサイトです。

追加の機能だけではなく、機能改善なども要望することが可能です。

Splunk Idea”

繰り返しになりますが、機能としてほしい機能、改善要望などを登録することが可能となっています。すでに登録されているIdeaに投票(Vote)します。弊社の製品開発担当チームは、多くの要望が集まった機能については実装することを検討します。

Ideaには、ステータス(ステータスでFilterができます)が設定され、例えばIn Developmentになると近い将来のバージョンに実装される予定になります。

Splunk Idea内のステータス

機能改善に直結しますので、良い要望には、Voteをお願いします!
社員もVoteできますが、お客様の声のほうがPriorityが高くなります。

6. Splunk Blog

その名の通り、ブログです。いま、皆さんが見られているサイトです。

https://www.splunk.com/en_us/blog

Splunkブログのホーム画面

ブログでは、世界情勢に合わせた内容のもの(最近ですと、Log4jの脆弱性や、ウクライナ情勢など)や、Tips & Trickなど、Splunkを利用する上で知っておくと便利な記事が多く掲載されています。

また、日本独自のブログも用意されています。

Splunk日本語ブログのホーム画面

サーチアイコンブログを検索する場合は、右上にあるサーチアイコンから、キーワード検索するか、もしくは、サイトの下部にあるExplore Blog Postsから、日時や、カテゴリ、Authorで検索する必要があります。

Explore Blog Posts

最近のセキュリティ動向で新しいブログが投稿されることが多いので、ホットなセキュリティ脆弱性の問題などが発生した場合は、日時でフィルターをかけたり、カテゴリでフィルターをかけると、関連する記事などがリストされやすいと思います。

例えば、カテゴリのTips & Tricks ログは、Netflowデータや、クラウドからのデータ取得方法やSAML連携方法など、ステップバイステップで記載しているものもあります。

AzureADとのSAML連携例:
https://www.splunk.com/en_us/blog/tips-and-tricks/configuring-microsoft-s-azure-security-assertion-markup-language-saml-single-sign-on-sso-with-splunk-cloud-azure-portal.html

Splunk Stream を利用した Netflow データの取り込み例:
https://www.splunk.com/en_us/blog/tips-and-tricks/splunking-netflow-with-splunk-stream-part-1-getting-netflow-data-into-splunk.html

Google Cloud からのデータ連携方法例:
https://www.splunk.com/en_us/blog/security/elevate-your-cloud-security-posture-with-splunk-and-google-cloud.html

これらは、あくまで一例です。
Splunk Docsの資料よりも、ステップバイステップで書かれていることが多いため、こちらのほうがわかりやすいこともありますので、設定にこまったら、こちらのブログも参照ください。

7. Splunk Video

Splunkの利用方法(ステップバイステップ)や、事例紹介などを映像で確認できます。特に、Splunk初心者向けのコンテンツも充実しているため、はじめて利用する方は、こちらは必見。

Splunk Videoのホーム画面

下記のメニューで言語設定ができ、様々な言語を選択することが可能です。
日本語コンテンツには、日本語で説明しているビデオもありますが、英語コンテンツに日本語字幕がついているものもあります。
一番情報が充実しているのは、英語のコンテンツです。

Splunk Videoでの言語選択

言語の勉強に利用するのもありかもですね。

Happly Splunking!

甲斐 逸郎
Posted by

甲斐 逸郎

顧客のカスタマーサティスファクションを上げることに加え、顧客内にSplunk ファン、Splunk Lover な人たちを作ることを中心に活動中

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