ブログシリーズ「Meet the Splunktern」、Splunk Japanにてインターンシップを終えた2人にGlobal Shared Serviceチームにて経験したソリューションエンジニアの業務体験談について語っていただきました。インターンシッププログラム、Splunkternship programでの経験や、チームに参加してからどのようなことを学び、新しい発見があったのかどうかを詳しく記載しています。是非ご参照ください。
Maoさん:早稲田大学大学院修士2年のMao Bowenです。大学院では主に自然言語処理に関する研究を行っています。趣味は音楽とサイクリングです。最近、キャンプにも挑戦し始めました。
松本さん:東京大学大学院修士2年の松本和人です。大学院では主に自動運転に関する研究を行っています。趣味はサーフィンとピアノです。最近、サウナにもはまっています。
Maoさん:Splunk SE Internshipに応募したきっかけは主に二つあり、一つ目は自分の専門知識を活かしたかったからです。専攻は情報工学なので、今まで勉強してきたデータ分析に関する専門知識がどのような価値を生み出すことができるかを試してみたいと考えました。そのため、Internshipを通して、Splunkのプラットフォームを使った、データ分析を体験したいと思いました。
二つ目はSEという仕事を体験してみたかったからです。今後は、単純なコーディングに加え、技術を通じて、お客様の課題解決を図ることのできる仕事に携わりたいと思っています。この二つが、今回のInternshipに応募した理由です。
松本さん:Splunk SE Internshipに応募したきっかけは主に二つあります。一つ目は、Splunkの製品に興味があったからです。インターン開始前はSplunkについて、シリコンバレーに本社があるデータ分析の企業だという認識をしていて、Pythonでデータ分析をよく行っていたので、Splunkの製品に興味を持ちました。
二つ目は、SEの仕事に興味があったからです。学部生の時に、システム開発のインターンをしておりました。そこでは主にコーディングをしていたため、より上流のクライアントに近いことをしてみたいと思ったのがきっかけです。
Maoさん:一番の違いは、SplunkのE-Learningや資格取得支援の豊富さです。Splunkでは、社員に対して様々な成長の機会を提供しています。一方で、大学院での研究は、メンバーごとに内容も異なるため、各自資料を探したり論文を読んだり、時間を費やした研究を行う方が多いです。Splunkでは、School of Splunkというオンラインの研修プラットフォームにたくさんのリソースが用意されていますので、自身のキャリアに合わせた学習を行う機会が多いことに驚きました。
松本さん:研究と明確に違うと感じたところは、ビジネスの視点があるかないがだと思います。研究の場合、有用で誰も考えたことがない新しい技術が評価されますが、今回のインターンプロジェクトでは、技術を使ってどうビジネスに結びつけるのかという視点が大切だと思いました。
Maoさん:最初の1週間はNew Hireオリエンテーションに参加しました。その後の1週間でUserとPowerUserの資格を取るためにE-Learningをやりました。New Hireオリエンテーションでは、Splunkが社員のフィードバックをとても大切にしていることに気づきました。以前別の会社のInternを体験させていただきましたが、ほぼビデオを視聴する形式でのオリエンテーションでした。Splunkのオリエンテーションは、基本的にリアルタイムで行われる形式で、New Hireが現場のメンバーと直接交流し、質問することのできる機会を増やしています。これらを通じて、Splunk独自の文化を直接体験することができました。
松本さん:最初の一週間は、オリエンテーションに参加しました。その後の一週間はSplunk UserとSplunk Power Userの資格を取得するためのE-Learningを行いました。
Maoさん:Global Shared Service APACチーム内のメンバー間のコミュニケーションのためのMTGを行っています。Global Shared Service APACチームは日本だけでなく、シンガポールやオーストラリアのメンバーも所属していますので、他国のチームメンバーと一緒に、その週のTopicに合わせて進捗を共有します。Global Shared Serviceのチームは本当にグローバルなのでダイバーシティを感じていますし、英語の練習の大事さにも気づきました。
松本さん:主に二つありまして、一つ目が週に一回の定例会です。ここでは、各メンバーの進捗を共有します。二つ目は、APACのGlobal Shared Service全体のミーティングです。こちらはお昼ご飯を食べながら、カジュアルな感じで各国の状況を共有するミーティングでした。
Maoさん:ありました。Splunkの製品は面白いと感じています。インターンでの経験の一環としては、自分で企画したプロジェクト活動です。このプロジェクトを完成する過程で、Splunk Enterpriseの機能を体験させていただきました。その中で、Splunkでは簡単なコードからパワフルな機能までを保持していることは驚きました。今までの大学院での研究はPythonを使ったデータ分析が多かったですが、Splunkの持つSPL言語は、Pythonよりシンプルなコードで同じデータ分析を行うことができます。
また、非構造化データにも柔軟性があり、データ分析において前処理にかかる時間を大幅に削減できることは本当にデータ分析に対して面白い製品だと感じています。
松本さん:Splunkの製品の有用性です。データ分析はPythonを用いて行うことが多いのですが、これは結構ハードルが高く、大学で情報科学を専門的に学んでいる人が行っていることが多いです。しかし、Splunkを用いると、Pythonの文法などを知らなくても、SPLという比較的容易なプログラミング言語を習得するだけで、簡単にデータ分析が行えるのがすごいと思いました。
Maoさん:一番楽しかった思い出は二つあります。一つ目はShowNetに参加させていただいたことです。ShowNetのイベントを通じて、セキュリティ業界に関する知識を補うこともでき、Splunkのソリューションとデモの作り方も勉強出来る本当に良い体験でした。二つ目はチーム内の交流ディナーとSE All Handsなどのイベントです。Splunkでは、交流イベントを沢山備えているので、チームメンバーとのコミュニケーションの機会が沢山ありました。直接のコミュニケーションを通じて、将来のキャリアとSplunkのカルチャーをより深く理解することができました。
松本さん:一番楽しく、達成感を感じた瞬間は、自分が作ったコードがしっかり動いた時です。今回のインターンプロジェクトで私はかなり複雑な処理を実装(SPL 250行くらい)したのですが、それが動いた時にとても達成感を感じました。
Maoさん:ハードスキルとソフトスキルに分けて、話したいです。ハードスキルについては、Splunk EnterpriseとSPLの使い方、Power User資格の取得、デモの作り方などについて学ぶことができました。今後の研究生活や興味などでも、学んだSplunk技術を可能な限り活かして、色んなデータを分析していきたいです。ソフトスキルについては、スライドの作り方とプレゼンテーションの方法も学んできました。今後もこちらで学んだ知識を活かして、ロジカルなプレゼンテーションをやりたいです。
松本さん:二つあります。一つ目はタイムマネジメント力です。今回のインターンプロジェクトは、テーマ、進め方から全部自分で決められる自由度が高いものだったので、限られた時間の中で、どのように進めるべきかということを考え、実行していくことが大変でした。この先の研究や仕事などに今回の経験はとても活きると思います。二つ目はビジネス的な観点です。今回のインターンプロジェクトでは、「ビジネス的にどのようなインパクトがあるのか」ということをたくさん考える機会があり、メンターの方にたくさん壁打ちをしました。
今までエンジニアとして上司から言われたことをコーディングする経験しかしてこなかったので、作ったITプロダクトがどのような意義があり、どのようにお金を生み出すのかという視点から考えることはとても難しく、新鮮で、学びが多かったです。
Maoさん:SplunkでDeep Learning技術の無限の可能性に挑戦したいと思います。今回のインターンプロジェクトの中でSplunk Data Science and Deep Learning(DSDL)を簡単に触って、試しました。SplunkのDSDLはデータ分析に対して本当に有効なツールなので、今後自分で大学院で学んできたことを活かして、何か新しいことを生み出したいと考えています。
松本さん:現在行っている研究にSplunkを用いたいです。研究では、自動運転車が収集した膨大なデータを分析することを行っているので、それをSplunkで実装したいと思います。
Maoさん:この3ヶ月間は本当に楽しく、充実した時間を過ごすことができました。メンターとGlobal Shared Serviceチームの皆様の色々な助けに感謝しています。SplunkのInternshipでは、本当に勉強や一流のやり方を学べる機会が多いので、ぜひ応募してください!
松本さん:最後まで読んでいただきありがとうございます!Splunkのオフィスはコインを入れなくても出てくる自動販売機があったり、ジュースやお菓子が取り放題になっています。快適な空間で仕事ができるのは間違いなしなので是非応募してみてください!
Maoさん
タイトル:"Airbnbデータと深層学習を用いた旅行業界向けデータ活用提案”
内容:コロナ水際対策の緩和により、日本を訪れることを選択する海外観光客は増加し、その比率も上昇しています。その中で、東京は旅行の人気の都市の一つとして常に注目を集めています。本プロジェクトでは、AirbnbやFoursquare等のオープンデータとSplunk MLTK/DSDLを使って、宿泊料金、ユーザーレビュー、平均宿泊期間などを分析や予測することで、民泊事業者や旅行代理店にとってより良い市場分析を提供し、さらに観光客の満足度向上を実現します。
Maoさんのスライド1
Maoさんのスライド2
Managerから一言!:タイムリーかつ大変面白いテーマを選ばれたと思います。分析のアイデアも豊富で、また DSDL等非常に高度な技術も取り入れており、素晴らしい成果が出せたと思います。プロジェクト活動を通して活動を楽しまれていた様子が印象的でした。
松本さん
タイトル:"Fitbitデータと機械学習を用いた睡眠の質予測および行動改善提案への活用”
内容:24時間営業の店舗やスマートフォンの普及等により、日本人の睡眠時間は過去50年で1時間減少し、先進国の中で最短となっています。これにより睡眠で問題を抱える人が増加しており、生産性の悪化も招いています。一方、健康意識の高まりからウェアラブル端末を利用する人が増えています。本プロジェクトでは、ウェアラブル端末のデータ(歩数、消費カロリー、睡眠情報など) とSplunk MLTKを使って、睡眠の質向上に繋がる行動提案システムを作成します。
松本さんのスライド1
松本さんのスライド2
Managerから一言!:社会的インパクトを踏まえたテーマ設定であり、課題解決の枠組みとWhy Splunk? をしっかりと踏まえており、大変良かったと思います。プログラミングに長けており、集中して課題に取り組む様子は社員にとっても刺激になりました。
インターンシッププログラム Splunkternship programにご興味のある方は、インターンシップ(Splunkternship program)ページをご覧ください。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。