テクノロジー環境が変化し続け、デジタルトランスフォーメーションが加速する今日、組織では日々、膨大な量のデータが生成されています。ビジネスの俊敏性と成長を維持し、カスタマーエクスペリエンスを向上させるには、組織に適した保持ポリシーに基づいてこれらのデータを管理する必要があります。
Splunk Cloud Platformには、さまざまなユースケースとデータ保持のニーズに対応する、柔軟なデータ管理オプションが用意されています。必要に応じて以下のタイプのストレージを500GB単位で購入できます。
DDASは、Splunk Cloud Platformでデータがすぐにサーチ可能になるストレージで、新たに取り込んだデータは通常、ここに保存します。DDSSは、お客様が管理する形態のアーカイブ用ストレージで、ここに保存されたデータのサーチが必要になったときもお客様自身でリストアを実行します。DDAAは、マネージド型のアーカイブ用ストレージで、Splunkがお客様に代わってアーカイブとリストアを実行します。
DDAAとDDSSの主な違いは2つあります。
Dynamic Data Active ArchiveとDynamic Data Self-Storageは同じ設計思想で構築されています。
ここからは、DDAAの使い方について詳しく見ていきます。Dynamic Data Active Archiveはオプションのサービスです。このサービスを購入すると、インデックスリストのページにいくつかの項目が追加されます。
[Storage Type]に新しい値、[Splunk Archive]が追加されます。アーカイブに移動されたインデックスでは、新しく[Restore]オプションが追加されます。このオプションについては後で取り上げます。
インデックスの設定では、[Splunk Archive]または[Self-Storage]を選択できます。 これらのオプションはいずれか一方しか選択できず、両方を一度に選択することはできません。
[Splunk Archive]オプションを選択した場合は、[Archive Retention Period]を指定できます。保持期間は、サービス購入時に選択した割り当て量に基づいて判断します。
サイズやサーチ可能期間などのオプションを設定すると、その条件に一致したときに、データがSpunkアーカイブに移動されます。前述のように、データがアーカイブに正しく移動されたことが確認されると、Splunk Cloud Platformからそのデータが削除されます。設定はこれで完了です。
その後、インシデント調査やコンプライアンス上の要求に応えるために、アーカイブからデータをリストアする必要が生じることがあるかもしれません。その場合は、簡単な操作で、アーカイブからSplunk Cloud Platformインスタンスにデータをリストアできます。
リストアするデータの期間を指定し、説明を入力してから、サイズをチェックするだけで、あとは自動的に処理されます。データのリストアが完了したときに通知を送りたい場合は、通知先のメールアドレスを指定できます。現在のインデックスのリストアリクエストの履歴で、ステータスや、リストアしたデータ量などの詳細を確認することもできます。
データのリストアについて重要なポイントがいくつかあります。
Splunk Cloud Platformインスタンスにリストアされたデータは、他のイベントデータと同じようにサーチできます。
DDAAとDDSSについてさらに詳しく知りたい場合は、Splunk Cloud Platformストレージのドキュメントを参照してください。
Splunkは、お客様からのフィードバックに基づいて、皆様の期待に応え、それを超えるイノベーションを提供できるよう、常に改善を続けています。Dynamic Data Self StorageとDynamic Data Active Archiveも、お客様からのフィードバックを反映し、お客様とともに作り上げた成果です!
注:このブログは、2018年10月11日に初版が公開され、その後アップデートされました。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。