1年以上にわたる緊密なコラボレーションとイノベーションを経て、ついにMicrosoft AzureでSplunk Cloud Platformの一般提供を開始しました。シスコの一員であるSplunkとMicrosoft社の戦略的提携におけるこのマイルストーンは、クラウド環境でのセキュリティ態勢と運用レジリエンスの強化という複雑なITニーズを抱える大規模組織に新たな可能性を開き、大きなチャンスをもたらします。Splunkの製品およびテクノロジー担当シニアバイスプレジデントであるTom Caseyは、次のように述べています。「SplunkソリューションをAzureにネイティブ対応するためのSplunkとMicrosoft社の戦略的パートナーシップは、デジタルレジリエンスの向上を通じて、お客様やパートナー様がクラウドジャーニーのすべてのステップでセキュリティと可用性を維持できるよう支援するというSplunkのコミットメントを示すものです」
Fortune 2000社の85%がMicrosoft Azureを信頼できるクラウドプラットフォームとして利用しています。これらの企業をはじめ多くの組織が、この提携によって、業界をリードするセキュリティおよびオブザーバビリティソリューションを簡単に導入できるようになります。Microsoft社のアメリカ地域担当プレジデントを務めるDeb Cupp氏は、次のように述べています。「AIの導入成果と活用機会を促進することは、世界中のお客様のニーズに対応するために不可欠です。Splunk社とMicrosoft社は、AI時代の組織の成功を支援するという共通のコミットメントを持っています。私たちはこのパートナーシップを通して、両社のお客様のイノベーションを加速させ、デジタルレジリエンスの強化と導入成果の達成に向けた取り組みを支援します」
このパートナーシップはここまで非常に順調に進んでいます。「SplunkとMicrosoft社は、組織のデジタルトランスフォーメーション戦略の達成を支援するために、エンタープライズデータを統合してデジタルレジリエンスを強化し、クラウドとオンプレミスのどちらでも卓越したハイブリッドソリューションを提供することに共同で取り組んでいます。今回の発表は、Splunkがお客様のニーズに真摯に取り組んできた成果のひとつです。これにより、広く信頼されているMicrosoft Azureプラットフォームでの柔軟性をさらに高めることができたことをうれしく思います」と、Tom Caseyは付け加えます。
一般提供の対象には、以下3つの強力なソリューションが含まれます。
Splunkのグローバルパートナーエコシステムにとって、AzureでのSplunkの提供開始は、Azureにネイティブ対応していないためにSplunkを利用できなかった多くの組織にリーチする非常に大きな機会をもたらします。
パートナーは、MicrosoftコマーシャルマーケットプレースやMicrosoftマルチパーティプライベートオファー(MPO)を通じて、お客様の独自のニーズにきめ細かく対応してカスタマイズしたソリューションを構築できます。「このリリースは、お客様とのエンゲージメントを根本から変えるものです」と、Softcat社のアライアンスディレクターであるDavid Francis氏は評価します。「これからは、お客様のデジタルトランスフォーメーションジャーニーに早い段階から参画し、その日のうちに大きな戦略的価値を提供できるようになります」
AzureでSplunkを利用できるようになった今、パートナーは新たな収益機会を創出するとともに、クラウド投資の価値を最大化できるようお客様を支援できます。お客様がAzure Marketplaceを通じてSplunkを購入する場合は、Microsoft Azure Consumption Commitment (MACC)を適用できます。
エンタープライズセキュリティとオブザーバビリティの未来がここにあります。組織のセキュリティとIT運用を変革する方法について詳しくは、Splunk on AzureのWebページをご覧ください。
このブログはこちらの英語ブログの翻訳、前園 曙宏によるレビューです。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。