「データは力」です。企業、非営利団体、政府機関のいずれでも、ITリーダーとセキュリティリーダーにとってデータは目標達成に不可欠な存在です。とはいえ、すべてのデータが同じ価値を持つわけではなく、その点を踏まえてデータを管理する必要があります。適切なツールに投資して、価値の高いデータに重点を置くことが大切です。しかし残念なことに、このデータ戦略は意外とおろそかにされがちです。
データが爆発的に増加し、盲点の発生、脅威の見逃し、インサイトの見落としに悩まされているITリーダーやセキュリティリーダーにとって、戦略を定めるのは容易ではありません。セキュリティチームは大量のノイズの中から真の脅威を見つけ出すのに必死な一方、IT運用チームとエンジニアリングチームはインシデントをプロアクティブに検出するのに苦労しています。さらに、脅威が拡大し続ける中で規制要件とコンプライアンス要件が強化され、収集する個人情報の種類とその保存形式をユーザー自身が管理できるようにすることが求められています。
多くのリーダーは、最先端のテクノロジーを導入したくても予算に制約があるため、厳しい選択を迫られています。コストはいつも悩ましい問題です。意思決定の際には、セキュリティ監視や脅威ハンティングに求められるビジネス要件と、カスタマーエクスペリエンスやブランドイメージの低下、予定外のダウンタイムやサービスの遅延の発生が組織に及ぼす悪影響のバランスを取る必要があります。データには、こういったリスクを抑制するための力があります。そのデータを活用するための有効な戦略を打ち出せれば、ビジネス価値と効率性をもたらし、収益の向上につなげることができます。
成功の鍵は、適切なデータに適切なタイミングでアクセスし、すばやく成果を出せるようにすることです。Splunkは、包括的な可視化によってデータからインサイトを獲得するための革新的な方法を提供します。データを包括的に可視化することにより、エンジニアリングチーム、IT運用チーム、セキュリティチーム間でデータを共有し、迅速なアクションにつなげて、問題をすばやく解決できます。最新のデータ管理機能と統合機能を活用し、データの再利用とツールの統合を推進して、包括的な可視化を実現することで、データを適切に管理してコストを抑えながら、戦略と対応力を強化できます。
Splunkの統合型データ管理プラットフォームでは、データのライフサイクル全体にわたって使用パターンに基づくエンドツーエンドのデータ処理が可能です。ノイズの多いデータをフィルタリングして量を減らし、必要な形式および構造に変換して補強してから、ユースケースに応じて意思決定を行うことができます。適切なデータ管理により、異なる環境間を移動するデータもシームレスかつ包括的に可視化し、短時間でトラブルシューティングできます。重要なデータに集中し、すばやくアクションにつなげることで、価値の低い無用なデータの管理に費やす時間を節約し、コストを最適化することが可能です。
Splunkの統合機能では、エッジ、マルチクラウド、ハイブリッド環境など、保存先に関係なくデータを包括的に可視化できます。検出機能と分析では、コストをかけずにSplunk内のデータと外部のデータを相関付けるとともに、データガバナンスを取り入れてコンプライアンスを確保できます。このアプローチにより、データ分析プロセスを合理化し、組織全体で意思決定の能力を向上させることが可能です。データを転送したり異なる場所に保存したりするといった余分な作業やコストを省きながら、必要なレベルの可視化を実現できます。
複数のセキュリティユースケースとオブザーバビリティユースケースのさまざまなパイプラインで使われるデータを再利用することは、ベストプラクティスのひとつです。プラットフォームを一本化することで、データの管理、取り込み、保存の重複を回避するとともに、データにすばやくアクセスできます。このアプローチにより、冗長な作業を省き、効率を向上させて、ストレージコストを節約できます。
膨大な量のデータを適切に管理できるかどうかは、組織全体の成否を左右します。俊敏性の向上よりも予算の節約を優先すると、データ戦略の効果が薄れます。Splunkの統合データプラットフォームをすべてのデータアクセスの起点にすれば、俊敏性とコストのバランスを取りながらデータをフル活用できます。これにより、IT運用チームとセキュリティチームに業務に有益なデータを提供するとともに、データ管理のアプローチを最適化することで、コストを抑えながらイノベーションを推進できます。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。