LEADERSHIP

Splunk、自動脅威分析のスタートアップであるTwinWave Security社を買収し、新たなセキュリティリーダーを任命

Mike Horn企業のセキュリティ担当者の仕事はこれまでも決して楽ではありませんでしたが、攻撃対象の継続的な拡大とマクロ環境への激震によって、近年はさらに困難になっています。実際、SplunkとEnterprise Strategy Group社が実施したグローバル調査によると、65%の組織で未遂を含むサイバー攻撃が増加し、54%がサイバーセキュリティインシデントによりビジネスクリティカルなアプリケーションに予定外のダウンタイムが発生したと報告しています。

政治的混乱からサプライチェーンの問題に至るまで、パンデミックやその他の大きな混乱が今日の組織の運営方法を変化させています。脅威の状況の変化とツールの普及により、セキュリティ侵害と障害の件数が増加しています。これによってSOC (セキュリティオペレーションセンター)のアナリストの作業はかつてないほど困難なものになっています。

セキュリティアナリストがどれほど苦労しているかに関係なく、お客様は、安全かつシームレスでいつでも使えるエクスペリエンスを要求し続けています。

サイバーレジリエンス、つまり主要なビジネスプロセス、サービス提供、テクノロジーへのアクセスが中断される可能性のあるイベントを防止し、対応し、迅速に回復する能力がビジネスの最優先課題となったのはこのためです。Splunkは、データ中心のセキュリティアプローチを導入し、脅威を迅速かつ強力に検出、調査、対応できるようにすることで、組織のサイバーレジリエンスを支援しています。  

Splunkは、このようなミッションに基づいて、本日サイバーセキュリティのスタートアップであるTwinWave Security社の買収を発表しました。同社は、従来セキュリティアナリストが煩雑な手作業のワークフローで行っていた複雑な攻撃チェーンの追跡および分析を自動化する独自のテクノロジーを有しています。 

この買収によってSplunkのセキュリティリーダーシップはさらに拡大します。また、この買収の一環として、TwinWave社のCEO兼共同設立者であるMike Horn氏がSplunkのセキュリティ担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーに就任します。TwinWave社の3人の設立者は、テクノロジーと製品の経験豊富なシニアリーダーであり、Splunkのセキュリティ製品およびエンジニアリングチームで重要な役割を果たすことになります。3人合わせて60年におよぶセキュリティの経験と、他社にはない補完的な製品機能で、Splunkの将来のセキュリティビジネスを支援します。

TwinWave社の製品とサービスによってSplunkのミッションクリティカルなセキュリティ分析と自動化機能が拡張され、Splunkのリーダーシップも強化されます。これによってお客様は、刻々と変化するセキュリティ脅威の状況をすばやく正確に検出して分析、対応することができます。TwinWave社のソリューションの柔軟なインテグレーションと詳細な自動分析により、お客様は時間を節約し、検出を向上させ、より多くの脅威を分析できます。

TwinWave社は、クラウドネイティブの自動脅威分析と、SOAR (セキュリティのオーケストレーションと自動化によるレスポンス)内で修復プレイブックを有効化してエンドツーエンドで自動化するための重要な機能を追加します。

TwinWave社の買収により、Splunkは既存の機能にはない専門性の高い業界トップクラスの機能を取り込むことができます。TwinWave社の社員は、既存の製品、人間関係、深い専門知識を活かしてすぐに能力を発揮できます。Mikeと彼のチームは、Splunkのお客様に対する情熱、そしてお客様のレジリエンス強化を支援したいという強い気持ちを共有しています。Mikeと彼のチームを迎えることを心から嬉しく思います。

 

 

 

セーフハーバーステートメント

このブログには、SplunkによるTwinWave Security社の買収に関する期待、信念、意図、戦略についての「将来の見通しに関する記述」が含まれています。このような将来の見通しに関する記述には、TwinWave社の買収により予想される効果、買収がSplunkの現行および将来の製品やサービスに与える影響、TwinWave社の製品やサービスの能力(Splunkに加わった後を含む)などの記述が含まれています。実際の結果は、さまざまな要因によって本ブログ記事の記述から大きく異なる結果となる可能性があります。このような要因には、事業、テクノロジー、人員、運用の統合において発生する問題、買収に伴うコスト、買収やその結果生み出される製品やサービスの市場での受け入れ状況、大規模な事業投資からの価値実現の失敗(新製品や新サービスを含む)、全般的な市場、政治経済、ビジネスの状況などがあります。Splunkの業績に影響を与える可能性がある要因に関する追加情報は、2022年7月31日に終了した会計年度のForm 10-Q (四半期報告書)に記載されており、Splunkの他の資料とともに米国証券取引委員会(SEC)に提出されています。Splunkは、将来の見通しに関する記述について、その作成日以降に発生した事象や状況を反映して更新する義務を負うものではありません。

このブログはこちらの英語ブログの翻訳、横田 聡によるレビューです。

Garth Fort
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Garth Fort

Garth Fort is the Senior Vice President and Chief Product Officer for Splunk. With over 25 years of product management experience, Garth is responsible for evolving Splunk’s market-leading product portfolio of software and cloud services. He has a true passion for driving product roadmaps across both established and emerging categories while successfully guiding software teams through high growth and transitions to the cloud. Prior to Splunk, Garth served as a general manager for Amazon Web Services (AWS) and led innovation for customers, independent software vendors and channel partners. He also held several leadership positions with Microsoft over 20 years and oversaw the worldwide ecosystem strategy and execution for its cloud and enterprise division, including Microsoft Azure, Windows Server, SQL Server and a broad portfolio of products for developers and IT professionals. He holds an A.B. from the University of North Carolina at Chapel Hill.