私はこれまでSplunkプラットフォームが、それを導入する組織と利用する人々に大きな変化をもたらしているのを目の当たりにしてきました。Splunkのソリューションは非常に強力ですが、ソフトウェアや最新テクノロジーがどれだけ優れていても、その真価が発揮されるかどうかは、それを使う人の力量次第です。そこで、Splunkを最大限に活用するうえでSplunk Educationは重要な役割を果たしているのか、そして、Splunkユーザーの成功とキャリアの向上にSplunkトレーニングと認定は貢献しているのかを確かめたいと考えました。
Splunkを活用し、Splunkに習熟することが大きな変化をもたらすという私たちの信念が正しいかどうかを検証するために、Splunkでは各組織でSplunkを活用している750人のSplunkコミュニティメンバーを対象に、2023年Splunkキャリアインパクト調査を実施しました。調査では、年収や昇進とSplunkの習熟度の関係、そしてSplunkの活用による組織全体への潜在的なメリットを調べました。その結果、従業員と組織の双方にとって、Splunkの習熟度の向上や認定の取得が、キャリアレジリエンス、成長機会、雇用機会の向上につながっていることが明らかになりました。
この調査結果について詳しくは、2023年Splunkキャリアインパクトレポート(英語)の全文をご覧ください。
調査結果から、Splunkの習熟度の高さが回答者のキャリアの方向性に良い影響を与えていることがわかりました。実際、習熟度の高いSplunkユーザーで、過去1年間で昇進を果たした人の割合は、習熟度の低いユーザーの2.7倍にのぼりました。Splunkに関する知識の習得とキャリアアップの間に直接的な相関関係があるというのは驚くべき事実です。調査では、Splunkの認定を取得している習熟度の高いユーザーの年収が、その他のユーザーの年収を131%上回ることもわかりました。さらに、回答者の72%がキャリアレジリエンスに自信を持っており、Splunkの習熟度向上が自分のキャリアを後押ししていると回答しています。
回答者の実に67%が、キャリア向上のために習得すべき重要なテクノロジーの1つにSplunkを挙げています。もう1つの(個人的に)励みになる結果は、Splunk University、ハンズオンラボ、Splunk認定を提供するSplunk Educationが、Splunkのスキルアップの手段として回答者に非常に高い評価を受けたことです。Splunkを高いレベルで習熟していると感じているユーザーの収入は、習熟していないと感じているユーザーと比べて57%も増えている点も注目すべき結果でしょう。特に、複数の認定を取得しているユーザーでは、過去1年間で業績に基づく昇給を受けた人の割合が、そうでないユーザーの3倍にのぼり、キャリアを向上させるうえで認定が極めて重要な役割を果たしていることがうかがえます。
調査では、Splunkの認定取得と習熟度向上が、雇用の安定化、チーム内での影響力の強化、仕事での目標達成など、Splunkに関連するキャリア実績の向上にも役立つことがわかりました。複数の認定を取得しているユーザーでは、
今後1年間で給与アップが期待されると回答した割合が、認定をまったく取得していないユーザーの4.9倍にのぼりました。また、習熟度の高いユーザーでは、能力に基づく昇給が期待されると回答した割合が、習熟度が平均並みまたは平均以下のユーザーと比べて62%高い結果になりました。
Splunkは個人のキャリアだけでなく、組織全体の成功にも大きなインパクトを与えています。Splunkの利用が組織の競争力向上につながったと回答した割合は86%にのぼります。また、多くの回答者が、Splunkの習熟度向上は仕事やキャリアにおける自信や自らの価値の向上につながると考えています。さらに、Splunkの習熟度が高いユーザーでは、経営陣から高い評価を受けていると感じている人の割合が、その他のユーザーと比べて60%高いことも明らかになりました。
2023年Splunkキャリアインパクト調査の結果から、Splunkの習熟度向上と認定取得が、確実にユーザーのキャリアや仕事に良い影響を及ぼしていることがわかりました。雇用の安定化から市場競争力の向上まで、Splunkがもたらすインパクトは、Splunkのユーザーコミュニティの間で深く浸透しています。この調査を通じて、急速に進化するデジタル環境で成功をつかむために必要なツールと知識を提供してユーザーを支援するというSplunkのコミットメントを再確認できました。
キャリアと個人のレジリエンスの向上を支援するSplunk Educationの取り組みについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください。
Splunkのトレーニングと認定コミュニティに参加して、同じ目的を持つユーザーとつながりましょう。
このブログはこちらの英語ブログの翻訳、蛭田 雄介、伊藤 宣子によるレビューです。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。