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顧客ベースを拡大したSplunkが2020年のIT運用分析市場シェアレポートでトップに

IDC社のレポート*でSplunkがITOA市場シェアにおいて7年連続で1位を獲得しました。さっそくこのニュースについてお伝えしたいところですが、まずはSplunkのお客様にお礼申し上げます。Splunkの成功はお客様の継続的な成功の結果であり、その機会を与えていただいたことに大変感謝しております。

さて本題ですが、ITOAとは何でしょうか?こうした頭字語が次々生まれて厄介ですね。ITOAは「IT運用分析(IT Operations Analytics)」の略です。IDC社は、IT運用管理(ITOM)ソフトウェア市場の一部をITOA市場として切り出しました。ITOAの評価では、迅速な根本原因分析や運用効率の向上など、さまざまな分析に焦点が当てられます。 

ITOA市場は、IT運用のモダナイズに取り組む企業の増加とともに年々拡大しています。IDC社の試算によれば、2020年のITOAソフトウェアの世界市場は2019年から6.7%成長し、37億ドル規模に達したと見られます。幸運の数字7が並びましたが、ただの偶然とは思えません。 

2020年のITOAレポートによると、Splunkは売上が10億ドルに達し、市場シェアの実に27.6%を占めています。Splunkに続く2位はVMwareの17.8%、3位はServiceNowの7.2%です。

IDC社はこのレポートの中で次のように述べています。

「対応するデータソース、データ量、ユースケースの継続的な拡大が顧客ベースの拡大につながっています。さまざまなマシンデータを含むビッグデータの収集、インデックス、管理、検索機能の強化を支えているのが、データのクエリー、分析、グラフィカル表示を1つのパネルにまとめたダッシュボードです」

IDC社はまた、SplunkのITOA機能が深さと広さの両方向で増していることを指摘し、次のように分析しています。「IT運用、APM、ITサービスインテリジェンスを含む幅広いユースケースに対応した事前パッケージ済みのコンテンツと可視化機能の提供が、Splunkベースの分析を使用するITユーザーとビジネスユーザーの裾野を広げています。サポートされるデータソースとユースケースは今後も増え続けると期待されます」

レポートでは、クラウドベースのITOAソリューションの需要が拡大し、主要なデータソースをクラウドベースソリューションに統合できるベンダーにとってそれが大きな追い風になっている状況についても触れています。Splunkのビジョンはこの点でも有利に働いています。

個人的には、レポートの中で、Splunkがデータに見出している価値とそれに基づいて機能を強化している点が評価されたことを特に嬉しく思っています。Splunkは、組織全体をリアルタイムで可視化して、ITチームがより的確かつ迅速な意思決定をできるよう支援しています。Splunkのデータ主導型のAIOps機能は、機械学習を活用して、ハイブリッド環境における重要なビジネスサービスの健全性とパフォーマンスに関する包括的なインサイトを提供しながら、アラートの数を減らし、ノイズを除去します。また、ビジネスクリティカルなインサイトと予測分析を提供して、サービスの低下、リソース上の制約、障害を未然に防げるようサポートします。

Splunkの成長や市場での地位と、組織のIT運用のモダナイゼーションを支えるためにSplunkが提供する価値は、互いに高め合う関係にあります。これを冗談で「ラッキー7」と言ったりしていますが、いずれにせよ、お客様のデジタルトランスフォーメーションとクラウド移行そして活用へのジャーニーを支援する立場として、数々の優れたベンダーをリードできることは私たちの誇りであり喜びです。


*IDCレポート『Worldwide IT Operations Analytics Software Market Shares, 2020:Market Growth Accelerates』、Doc #US48125121、Tim Grieser、2021年8月

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