ついに.conf23がラスベガスで開催され、多くのお客様やパートナーの皆様を迎えました。
毎年このイベントがある週に、お客様やパートナー様と関係を深め、Splunkユーザーとしての情熱を分かち合い、組織が大規模かつ複雑な環境でデジタルシステムのレジリエンスを維持できるよう支援するためにSplunkが推進しているイノベーションの成果を紹介しています。
組織は1つの環境にロックインされることなく、マルチクラウド/ハイブリッド環境でそれぞれに適したシステムの構築方法を選べるのが正しい姿だと私たちは考えています。そのため常に、あらゆるデータソースに対応するように心掛けています。.conf23の基調講演では、AIを活用したセキュリティとオブザーバビリティの統合ソリューションから組織が最大限の価値を引き出せるようにするためのSplunkの取り組みを紹介しました。その中には、お客様がモダナイズを目的としたクラウドジャーニーにおいて、Splunkソリューションを導入するための選択肢を広げ、柔軟性を高めることを目指す長期的な施策もありました。
Splunkは約12年前から、アマゾン ウェブ サービス(AWS)社とのパートナーシップを強化して、AWS基盤でSplunk Cloudをサービス(as a Service)として展開し、2017年にAWS Marketplaceでの提供を開始するなどの活動を進めてきました。それだけではありません。2020年には、Google社との戦略的パートナーシップを発表し、Google Cloud MarketplaceでのSplunk Cloudのネイティブ対応を実現し、その提供を開始しました。こうした深いレベルでのパートナーシップにより、お客様がSplunkソリューションを組織に適した方法で導入するための選択肢が広がったことに私たちは非常に満足しています。
それでもまだ、お客様のデジタルトランスフォーメーションとクラウドジャーニーの成功を支援するためにできることが残っていると考えていました。そして、それがついに実現したのです。
.conf23で紹介した数々の発表の中で特に胸躍るものの1つが、SplunkとMicrosoft社の新たな戦略的パートナーシップの締結と、Microsoft AzureでのSplunkクラウドソリューションのネイティブ対応計画です。これにより今後、両社のお客様が、システムのクラウド移行、モダナイズ、拡大を加速させ、大規模なクラウド環境やハイブリッド環境でもエンドツーエンドで可視化できるようになります。
計画は着々と進んでいます。米国では現在、Azure MarketplaceでAzureクレジットを使って、Splunk Enterprise、Splunk Enterprise Security (ES)、Splunk IT Service Intelligence (ITSI)をお客様が管理するライセンスで購入でき、両社のお客様が最高レベルのソリューションを入手しやすくなっています。この購入方法は、来月にも全世界で利用できるようになる予定です。
SplunkソリューションをAzureにネイティブ対応するためのSplunkとMicrosoft社の戦略的パートナーシップは、Splunkソリューションの購入と導入の選択肢を広げ、お客様のデジタルレジリエンス向上をより強力に支援することへのSplunkのコミットメントの証です。Splunkソリューション導入の柔軟性を高め、AIを活用したセキュリティとオブザーバビリティの統合ソリューションでミッションクリティカルなシステムのセキュリティと信頼性を維持する機会を提供することが、お客様にどれだけのメリットをもたらすか楽しみです。
.con23で発表した取り組みは、Splunkにとって、複雑さを増すテクノロジー環境でデジタルシステム全体を可視化するという目標に向けて大きく前進するための重要なステップです。Splunkは、お客様に幅広い選択肢と高い柔軟性を提供することを基本としながら、デジタルレジリエンスの向上というミッションの実現に邁進しています。
#splunkconf23のハッシュタグが付いたツイートをぜひご確認ください。
このブログはこちらの英語ブログの翻訳、前園 曙宏によるレビューです。
Splunkプラットフォームは、データを行動へとつなげる際に立ちはだかる障壁を取り除いて、オブザーバビリティチーム、IT運用チーム、セキュリティチームの能力を引き出し、組織のセキュリティ、レジリエンス(回復力)、イノベーションを強化します。
Splunkは、2003年に設立され、世界の21の地域で事業を展開し、7,500人以上の従業員が働くグローバル企業です。取得した特許数は1,020を超え、あらゆる環境間でデータを共有できるオープンで拡張性の高いプラットフォームを提供しています。Splunkプラットフォームを使用すれば、組織内のすべてのサービス間通信やビジネスプロセスをエンドツーエンドで可視化し、コンテキストに基づいて状況を把握できます。Splunkなら、強力なデータ基盤の構築が可能です。