Splunkは、柔軟性、インテグレーション、高度な脅威検出においてMicrosoft Sentinelと比較ができます。SIEM戦略の強化にご活用ください。
現在では、システムの脆弱性を特定できるようになりました。前に使っていた他のプラットフォームではできなかったことです。Splunkのおかげで、セキュリティ戦略を改善し、当社の資産と情報を効果的に保護できるようになりました
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アーキテクチャに関する選択肢や柔軟性の欠如
80%を超える組織がマルチクラウド環境を使用する変化の激しい今日のIT環境において、Google ChronicleのデプロイアーキテクチャがGoogle Cloud Platform一択であることによって生じる制約は、顕著になる一方です。組織のクラウド戦略には、もっと柔軟性が必要です。
Splunkの強み
変化の激しい今日の環境で成功できるよう、Splunkには、最新のSOCに必要な柔軟性とさまざまなオプションが用意されています。単一のクラウド、マルチクラウド、ハイブリッド、オンプレミスのいずれを利用する場合でも、アーキテクチャ全体を継続的に管理し、現在だけでなく将来にわたって備えることができます。
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コンテキストに基づく脅威検出の欠如
Google Chronicleは、すぐに使える検出コンテンツに制約があることで知られています。このため、ユーザーは独自の検出ルールの構築に多くの時間とリソースを割かざるを得ません。また、Chronicleの高度な相関付け、アラート機能、カスタマイズ可能なリスクスコアリングは複雑で、アラートが過剰に生成されたり、高リスクの脅威への対応が遅れたりする可能性があります。
Splunkの強み
Splunk Enterprise Securityでは1,500以上の検出ルールを利用でき、Splunk脅威調査チームが業界のフレームワークに沿って整備しています。また、独自のリスクベースアラート(RBA)では、リスクの原因をユーザーとシステムに結び付けることで、リスクが事前に定義したしきい値を超えた場合にしかアラートが生成されないため、アナリストが過剰なアラートに疲弊することはありません。RBAによってアラートの量を最大90%削減し、最も差し迫った脅威のみに常に集中できます。Splunk Enterprise Securityで使える検出ルールは、MITRE ATT&CK、NIST、CSF 2.0、サイバーキルチェーン®をはじめとする業界のフレームワークにネイティブで準拠しています。
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アナリストを圧倒する非効率的なワークフロー
Google Chronicleには、SOCのアナリストが脅威の検出、調査、対応(TDIR)という重要な各段階のワークフローを効率的に進めるうえで必要なツールが十分に用意されていません。また、SOCチームの仕事は、大量のクエリー処理の調査に終始してはなりません。リアルタイムで実用的かつ完全忠実なアラートにすばやくアクセスして、意思決定を迅速に行うことが不可欠です。Chronicleでは、こういった点が不十分です。
Splunkの強み
Splunk Enterprise Securityは、TDIRプロセスを通して最新機能を集約した1つの画面を採用し、統合されたリスクベースのワークフローを提供します。Splunk SOARを統合するワークフローによってSOCの運用効率を高め、オーケストレーションおよびレスポンスアクションを新たなレベルに引き上げます。Splunkでは、緊急度に動じた対応の調整や優先順位付けができるため、リスクにより適切に対処することが可能です。
Splunk | Google Chronicle | |
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アーキテクチャの柔軟性 | Splunk Enterprise Securityは、オンプレミス、クラウド、ハイブリッドを問わず、あらゆる環境にデプロイが可能です。Splunkソリューションはどのようなビジネス環境にも適応するので、お客様がソリューションに振り回されることはありません。 | Chronicleは、Google Cloud以外の環境にデプロイすることができません。この制約が、クラウド以外の環境も併用する多くの組織とって大きな壁となっています。 |
データ最適化 | Splunkプラットフォームでは、データソースを最適化してデータを最善の形で活用できます。データは保存場所でサーチして、正規化、エンリッチメント、可用性確保と保持といったタスクを行うにあたり、必要に応じてSplunkに取り込むことができます。優れた柔軟性を備えたSplunk Enterprise Securityなら、エッジのデータでも保存やアクセスがしやすく、セキュリティのユースケースに欠かせない主要データを簡単に取り込めます。そのため、コスト効率が高いデータ最適化戦略を持てます。 | Chronicleではデータの取り込みが難しく時間を要し、プロフェッショナルサービスが必要になるケースが多々あります。このため、価値実現に時間がかかり、一部のデータソースの取り込みを諦めた結果、可視性が損なわれる可能性があります。 |
整備された検出ルール | Splunkでは、業界のフレームワークに準拠した1,500以上の検出ルールが整備されており、導入初日から価値を実現できます。また、新しい脅威や未知の脅威にプロアクティブに対応できるよう、Splunk脅威調査チームによって常に最新のセキュリティコンテンツが提供されます。 | Chronicleでは、コンテンツが特定のクラウド上にない場合など、コミュニティによって運営されているGitHubリポジトリにまずアクセスする必要があります。また、セキュリティコンテンツを開発し、最新状態に維持するには、顧客の環境を熟知したSIEMベンダーの協力が欠かせません。 |
プロアクティブなリスク対応 | Splunk Enterprise Securityのリスクベースアラート(RBA)を使用すると、リスクをユーザーやシステムと関連付け、アラートをサイバーセキュリティフレームワークにマッピングして、リスクがしきい値を超えたときにアラートを生成できます。これにより、優先順位をより的確に判断できます。また、過剰なアラートが抑制されるため、完全忠実な脅威の検出に専念してリスクにプロアクティブに対処することが可能です。 | Chronicleは、高精度のリスクベースアラートを提供していません。高度な相関付けやカスタマイズ可能なリスクスコアリング機能がないため、アラートの優先順位付けを効果的に行うことができず、高リスクの脅威への対応が遅れかねません。これでは、セキュリティ侵害のリスクが拡大します。 |
運用効率の向上 | Splunkは、高い拡張性とシームレスな統合機能を備え、ハイブリッド環境に対応するだけでなく、脅威やリスクの分析力を向上させてSOCを強化できます。また、Splunk Enterprise Security、Splunk SOAR、Splunk User Behavior Analytics、Splunk Attack Analyzerをはじめとする業界トップクラスの製品の連携を通じて、TDIRワークフローを統合し、セキュリティ運用のユースケースに幅広く対応します。 | Google ChronicleはSOCの業務に役立つ基本機能を提供しているかもしれませんが、脅威の検出、調査、対応プロセスを通じたワークフローの統合に関して、明らかに効率性に欠けます。多くの場合、SOCチームは膨大な量のクエリー処理の調査に追われ、迅速な対応に欠かせない実用的かつ完全忠実なアラートをリアルタイムで得られません。この重大な欠点はつまり、Google Chronicleでは、早急な対応に必要なタイムリーで正確な情報の把握がままならないということを意味します。 |
IDC社による2022年SIEM市場シェアレポートで1位を獲得