2023年4月25日 – Splunkは本日、Enterprise Strategy Group社と共同で、今日の企業が直面しているセキュリティの問題について調査した年間グローバル調査レポート『2023年 セキュリティの現状』を発表しました。1,500人以上のセキュリティリーダーを対象に行われたこの調査から、サイバー攻撃と予定外のダウンタイムの増加が続いている実態が明らかになりました。
レポートによると、過去2年間にデータ漏えい被害に遭ったと回答した組織は半数以上(52%)にのぼり、2021年の39%および2022年初めの49%から増加しています。また、サイバーセキュリティインシデントによりビジネスクリティカルなアプリケーションで予定外のダウンタイムが月に1回以上発生していると回答した組織は62%と、2022年の54%を上回っています。
このレポートの主な調査結果は以下のとおりです。
企業がサイバーセキュリティ上の大きな問題に直面する中、多くの組織がこの課題に対処するために以下のような取り組みを始めています。
日本市場の主な調査結果と全世界の調査対象国との比較は以下の通りです。
○ 35%がランサムウェア対策を今後1年間に重視する取り組みのトップ3に挙げています(全世界の平均は27%)。
○ その結果、過去2年間でランサムウェア攻撃の被害に遭ったと回答した割合は40%にのぼりました(同: 50%)。
○ サイバーレジリエンスに対する正式なアプローチを導入していると回答した割合は23%でした(同: 31%)。
○ レジリエンスに関するテクノロジーへの投資に、可視性の向上(日本: 37%、同: 46%)、顧客サービスやユーザーサービスの迅速な復旧(日本: 41%、同: 48%)を挙げた組織は低水準にとどまりました。
○ サプライチェーン攻撃に対するリスクの軽減のために、CISOがビジネス部門のリーダーと話し合う機会が増えたと回答した割合は15%でした(同: 25%)。
○ ベンダーリスク管理のポリシーを見直したと回答した割合は16%でした(同: 23%)。
Splunk Japanのセキュリティ・ストラテジストを務める矢崎誠二は「レポート内において、日本企業の回答ではランサムウェア攻撃の被害に遭ったと回答した割合は40%です。さらに公にならないマルウェアについては発見できていないケースもあると思われ、今後日本の企業が狙われる可能性、特に製造業への被害拡大は十分あると考えています。
また、セキュリティエキスパート、リサーチャー、アドバイザリーから成るSURGeのリーダー、Ryan Kovarが「Splunkのお客様の多くは、ソフトウェア開発やインフラ監視から事業継続計画に至るあらゆる領域でコラボレーション重視のアプローチを取り入れて、強力なレジリエンスを築いています。このアプローチを通じて、セキュリティリーダー、IT部門やビジネス部門のリーダーなど、全員が膝を突き合わせて組織の保護対策について話し合えるようになります」と述べており、レジリエンスの強化がセキュリティ対策の向上につながると考えています。
2023年版のセキュリティ調査レポートで紹介しているインサイトと推奨事項について詳しくは、次のWebサイトをご覧ください。
https://www.splunk.com/ja_jp/campaigns/state-of-security.html
調査方法
このグローバル調査は、Splunkが2022年11月中旬から2023年1月初旬にかけてEnterprise Strategy Group社と共同で実施しました。勤務時間の半分以上をセキュリティ業務に費やしているIT/セキュリティリーダーおよび担当者1,520人にアンケートを行いました。対象となった10カ国は次のとおりです:オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、インド、日本、ニュージーランド、シンガポール、英国、米国。
Splunk Inc. (NASDAQ:SPLK)が目指すのは、より安全でレジリエントなデジタル世界を作ることです。Splunkのソリューションを導入すれば、セキュリティ、インフラ、アプリケーションの問題が大規模なインシデントに発展する前に防止して、影響を最小限に抑え、デジタルトランスフォーメーションを加速できるため、Splunkは多くの組織から信頼されています。
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