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プレスリリース

Splunkの新たな調査でビジネス成果の最適化における データの経済的価値が明らかに

Splunk、企業のデータ価値の把握に役立つデータ成熟度評価ツールを発表

東京 – 2020年3月17日 – Data-to-Everythingプラットフォームを提供するSplunk Inc. (NASDAQ:SPLK)は本日、企業におけるデータ利用とビジネスの成功との相関関係に関する新たな調査結果を発表しました。この世界的な調査『What Is Your Data Really Worth? (データの真の価値とは)』では、調査対象企業においてデータがもたらす経済的な影響と価値を数値化しています。この調査で、調査対象の先進企業は、データをより有効に活用することで、収益を大幅に増加させるとともに運用コストを削減し、平均で総売上高の12.5%の収益性向上を実現していることが明らかになりました。レポートの全文と概要はSplunkのWebサイトよりダウンロード下さい。

この調査は、SplunkとEnterprise Strategy Group (ESG)が共同で実施され、オーストラリア、中国、フランス、ドイツ、日本、英国、米国の7カ国、8業界にわたる企業の経営幹部およびIT意思決定者1,350人を対象に行われました。その結果、高度なデータ戦略は、すべての国のすべての業界で、収益の増加、運用コストの削減、イノベーションの促進、市場投入までの期間短縮、顧客満足度と顧客維持率の向上、効果的で迅速な意思決定など、優れた成果と関係があることがわかりました。

Data-to-Everythingの実現:データ成熟度の差がデータの価値の大きさに影響

この調査では、企業がどのようにコストを削減して収益を拡大しているかだけでなく、最新の分析ツールやスキルセットの普及、データ運用の有効性などに基づき、回答企業のデータ成熟度も評価しています。回答企業は、データ成熟度に応じて下記3つのカテゴリに分類されました。

  • 第1段階:データデリバレイター(慎重派) - データ戦略実施の初期段階にある企業。
  • 第2段階:データアダプター(導入者) - データを十分に活用しているが、まだ改善の余地がある企業。
  • 第3段階:データイノベーター(革新者) - データに最も大きな戦略的重点を置き、ビジネス価値を引き出すための高度な戦略を持つ企業。

この調査では、企業のデータ利用の段階が、データからインサイトを収集する能力だけでなく、収集したインサイトをデータに基づく明確な意思決定やリアルタイムの行動へと変える能力にも影響することがわかりました。調査対象企業のすべてがデータ利用の改善によってメリットがあったと報告していますが、中でもデータイノベーターは、ビジネス面および経済面ではるかに大きなメリットを実現しています。

調査対象のデータデリバレイターと比較して、データイノベーターは過去12カ月で83%の売上増加と66%の純利益増加を達成しています。この調査では、データイノベーターはより頻繁にデータに基づいて行動しており、データを重視した企業文化を持ち、データ分析にAIテクノロジーを利用する傾向があることがわかりました。

さらに、データイノベーターの97%が顧客維持率の目標を達成している、あるいは上回っており、そのうちの60%が実際に自社目標を上回っていることも明らかになりました。また、93%は自社が競合他社よりも効果的かつ迅速な意思決定を行う傾向があると感じており、91%は自社が今後数年間にわたって市場で競争・成功する上で有利な立場にあると考えています。ただし、全体で見るとデータイノベーターの段階に到達している企業は11%に満たず、これは90%近くの企業にまだ改善の余地があることを示しています。

Splunkの社長兼CEOであるDoug Merrittは次のように述べています。「これまで、ビジネスリーダーにとってデータの経済的価値を数値ではっきり示すことは困難でした。前例のない今回の調査で、データに対する包括的で高度なアプローチを採用することにより、企業はデータイノベーターとなり、競合他社をしのいでビジネスリーダーや市場リーダーになれることが証明されました。Splunkは、19,000社を超えるお客様に対し、Data-to-Everythingを実現してデータを活用したビジネス成果を新たに創造するお手伝いをしています」

データを活用する企業が次世代のビジネスをリード

この調査では、企業のデータ使用率の向上による経済的影響を数値化しており、主要8業界について以下のような重要な所見が得られました。

  • 金融機関の89%は、データと分析のインテリジェントな利用が金融業界における唯一の差別化要因になりつつあると回答しています。
  • テクノロジー企業の65%は、データ資産をより有効に活用することで収益を拡大しています。
  • 小売企業の60%は、データ資産をより有効に活用することで収益を拡大しています。
  • ヘルスケアおよびライフサイエンス業界の企業の88%は、データ分析や異なるデータセットの相関付けの進歩は、他の医学の進歩と同様に、健康上に大きな影響を与えると回答しています。
  • 製造および資源業界の企業の55%は、データ資産をより有効に活用することで収益を拡大しています。
  • 従来の通信およびメディア業界の企業の93%は、データを利用してサービスを刷新する必要があり、そうしなければ別のエンターテインメントに取って代わられてしまうと回答しています。
  • 公共機関の52%は、データ資産をより有効に活用することで運用コストを削減しています。
  • 大学・研究機関の51%は、データを利用して、より効果的かつプロアクティブな体制でサイバー脅威から守っています。

データを利用する企業が世界の同業者をしのぐ

この調査では、データ利用の成熟度に関する傾向も明らかになりました。日本は「スキルギャップや資金不足と戦う」市場と説明されています。

  • 日本ではデータ利用の成熟度が第1段階より先に進んでいる企業がわずか26%に留まっており、これは調査対象となった7カ国の中で最下位です。
  • 日本の回答者の33%が経営幹部の意思決定を支援するすべてのアクティビティとプロセスにデータと分析を活用しており、これは7カ国の中で最も高い割合となっています。
  • 現在、最高データ責任者(CDO)またはそれに類する常任の役員を置いている企業は世界平均では56%ですが、日本ではわずか38%に留まっており、データ分析の取り組みに費やされるIT予算の割合は最低となっています。
  • スキルギャップと資金不足が原因で、日本では非常に多くの企業が、適切なデータ分析ツールとスキルの欠如を報告しています。

Splunkがデータ成熟度評価ツールを発表

企業がデータ利用の段階を評価できるよう、Splunkは本日、新しいデータ成熟度評価ツールを発表しました。この無償で提供されるWebベースの評価ツールを使用すれば、組織は目標とするビジネス成果を実現するために、自社のデータの価値をどの程度活用できているかを知ることができます。

Splunkのデータ成熟度評価ツールを使用すると、企業はデータ利用の段階を評価し、データを最大限に活用するための適切なツールをすばやく簡単に見つけることができます。自社のデータ成熟度がどの程度かを知るには、SplunkのWebサイトにあるデータ成熟度評価ツールにアクセスしてください。

Splunk Inc. について

Splunk Inc. (NASDAQ:SPLK)は、Data-to-Everythingプラットフォームを通じてデータを行動につなげます。Splunkのテクノロジーは、データをあらゆる規模で調査、監視、分析、活用することを目的に設計されています。

Splunk、Splunk>、Data-to-Everything、D2E、およびTurn Data Into Doingは、米国その他の国におけるSplunk Inc. の商標または登録商標です。他のすべてのブランド名、製品名、もしくは商標は、それぞれの所有者に帰属します。© 2020 Splunk Inc. 無断複写・転載を禁じます。

Enterprise Strategy Groupについて

Enterprise Strategy Groupは、テクノロジー分析、調査、検証、戦略を提供する企業であり、世界のテクノロジーコミュニティに市場のインテリジェンスと実用的なインサイトを提供しています。

調査の概要

『What Is Your Data Really Worth? (データの真の価値とは)』は、1,350人の経営幹部およびIT意思決定者を対象とした、組織のデータ収集、管理、使用方法に関する調査に基づいています。回答者は従業員数500人以上の組織に所属し、テクノロジー、金融、小売、製造および資源、ヘルスケアおよびライフサイエンス、通信およびメディア、大学・研究機関、公共機関の各業界を代表しています。この調査は、北米(米国)、東ヨーロッパ(英国、フランス、ドイツ)、アジア太平洋地域(日本、中国、オーストラリア)を対象に、2019年7月25日から2019年8月22日までの期間に収集されたデータに基づいています。

本件に関するお問い合わせ先

Splunk Services Japan合同会社 広報
press@splunk.com