サンフランシスコ、およびオーランドで開催 .conf18 – 2018 年 10 月22日 – マシンデータの世界からアクションと成果を導き出す Splunk Inc.(NASDAQ：SPLK) は本日、世界最大のレーザー核融合施設として米国の核を管理している国立点火施設 (NIF) が Splunk® Enterprise と Splunk® IT Service Intelligence (ITSI) を導入しており、マシンデータに基づく意思決定を下して行動に移していることを発表しました。Splunk は、NIF がシステムのアップタイムとパフォーマンスを改善して IT の課題に未然に対処する取り組みを支援しています。このことが、世界屈指の科学者チームが国家の安全維持に貢献するさまざまな実験を行う時間を確保できることにつながっているのです。

NIF は、レーザーショットと呼ばれる 192 本の巨大なレーザービームを照射できる実験施設を所有し、最先端の科学研究を推進しています。国家核安全保障局によって設立された NIF は米国の核備蓄管理計画を担う一大拠点であり、同国の核保有について安全性と実効性を保つための施設です。さらに、核融合点火の実験も行う一方、宇宙物理学や材料科学、核科学など科学のさまざまな分野での取り組みも進めており、米国が科学の分野で世界の最先端をリードするように後押ししています。

NIF の最高技術責任者兼リードアーキテクトの Phillip Adams 氏は次のように述べています。「NIF の存在意義は、科学を推進し、米国におる核保有を安全に保つことにあります。そのために、NIF のチームは適切なデータにアクセスし、的確なタイミングで意思決定を下して実行に移さなければなりません。Splunk を導入したことで、多種多様なソースから取得したデータを、施設内の IT アナリスト、エンジニア、科学者にくまなく提供できるようになりました。そのおかげで、NIF の科学者は必要なときにレーザーショットを実行し、任務を遂行できるのです」。

NIF の巨大なレーザー施設を運用する 6 万 6,000 以上の制御ポイントはコンピューター制御システム (CCS) によって管理されており、Splunk ソリューションはその中核で機能しています。具体的には、Splunk Enterprise と Splunk ITSI が CCS 内のビジネスプラットフォームとして使用されている仕組みです。これによって NIF では、アプリケーションデータや運用データ、さらにはレーザーの電圧、温度、圧力といったセンサーデータなど多様なソースから収集されるマシンデータに基づいて行動をとることが可能になっています。これを支えるのが Splunk Machine Learning Toolkit です。そのように高度なインサイトによって、IT 関連問題への対応やレーザー施設における異常動作の予測が実現でき、可用性の向上につながっています。年間 400 回以上のレーザーショットを実行できるのも、その効果です。

NIF は、モノのインターネット (IoT) のユースケースにも Splunk を利用しています。たとえば、レーザー施設のインフラストラクチャとして不可欠なコンポーネントであるカメラ、温度計、モーターに設置された多種多様なセンサーにおける診断と分析もその一例です。Splunk ITSI を使いそうしたセンサーの性能低下を検出することによって、不具合が実際に生じる前にセンサーを修理できるようになり、計画外のダウンタイムを回避できることになります。

Splunk のワールドワイド フィールド オペレーション責任者の Susan St. Ledger は次のように述べています。「さまざまなお客様との経験を十分に積んだと思いかけていたときに、新しい領域で NIF のような組織に出会いました。科学技術の最先端に立つ NIF は、レーザーのデータから答えを導き出して行動に移しています。宇宙物理学や核科学の最前線を進み続ける NIF に協力し、難題の解決を支援できることを光栄に思います」。

Splunk のソリューションについての詳細は、Splunk のウェブサイトをご覧ください。