Splunkはガートナー®社による2024年マジッククアドラント™のSIEM (セキュリティ情報/イベント管理)部門で、10年連続「リーダー」に認定されました。
Splunkのエンジニアは、Splunkプラットフォームがテストデータ、ログ、結果、メタデータなどの非構造化データを扱うのに最適なツールであることを理解しているため、ダッシュボードを簡単に作成し、ユーザーのパフォーマンスを継続的に最適化できます
Splunkのエンジニアは、Splunkで構築して保守する製品から顧客に提供するWebエクスペリエンスに至るまで、すべてのサービスで優れたカスタマーエクスペリエンスを確保するために、複数の環境全体を把握できる可視性を必要としていました。
Splunk製品により、チームは完全忠実な可視性を得ることができ、インサイトをより迅速に引き出し、Webサイトの操作性を向上させ、Splunkと顧客の双方のレジリエンスを高めるための革新的な製品を開発しています。
Splunkは、お客様(およびSplunk社員)に最高の製品をお届けするために、最善の方法を模索して実装するよう取り組んでいます。また、Splunkの幅広いハイブリッド環境を管理するために、チームは自社製品を使用して問題に先回りして対応し、インサイトを活用して今後のリリースを迅速に改善できるよう、継続的にこれを繰り返しています。
Fortune100企業のうち90社以上が自社環境にSplunkを導入しており、Splunkと同様に世界各地で事業を展開しながら成長する方法を模索しています。Splunkのこうした挑戦に欠かせないのがDevOpsチームです。DevOpsチームは、卓越した先駆的な製品開発を通じて、カスタマーエクスペリエンスを向上させることに尽力しており、その結果として1,000件を超える特許を取得しています。これは、自社製品への熱い思いがなければ実現しなかったでしょう。
Splunkの製品パフォーマンスチームはスピードを求めています。チームメンバーは常に製品パフォーマンスを向上させる方法を模索しており、各リリースを前回よりも円滑に進め、Splunk社員とお客様の双方に利益をもたらすことを目標としています。これを成功させる秘訣は、懸命な取り組みと、各リリースから得たインサイトを今後のリリースに適用するためのフィードバックループです。もちろん、すべてSplunkプラットフォームを活用して行います。
チーム内でよく、「もっとスピードを上げられないだろうか?」という言葉が飛び交います。Splunkのダッシュボードでは、各メンバーがCPUやメモリーといったさまざまな変数のデータをリアルタイムで可視化できるため、改善点と劣化箇所を特定してパフォーマンスを向上させることができます。最近のソフトウェアリリースでは、インデクサー機能のメモリー使用量が大幅に悪化しているというアラートがダッシュボードに表示され、チームは即座にトラブルシューティングを行い、問題が解決されるまでリリースを延期しました。その後はこの結果に基づいて以降のソフトウェアリリースを最適化し、メモリー使用量を過去最低の4.6kMBまで削減するとともに、パフォーマンスを95%も向上させることができました。
Webサイトの開発とは、過程であり最終目標ではありません。一般的に訪問者のエクスペリエンスを改善する方法は次々と生み出されますが、SplunkのWebチームほどそれを意識しているところはないでしょう。SplunkのWebエンジニアリングチームは、splunk.comや.confのWebサイトに加えて複数の社内ポータルなど、SplunkのWeb資産全体でユーザーエクスペリエンスを最適化したいと考えていました。これを行うには、65以上のサーバーとスタック、75万行のコードをスムーズに動作させる必要がありますが、心配には及びません。
チームは現在、Splunk Synthetic Monitoringを使用してWebページのパフォーマンスをベンチマークし、可用性、アップタイム、ユーザーエクスペリエンス、重要なAPIなどのメトリクスをリアルタイムで監視しています。チームはこの可視化によって障害や問題を特定し、ユーザーエクスペリエンスの向上と迅速な解決につなげています。
このような効率化のおかげで、チームはどのような問題でも簡単に突き止めることができます。たとえば最近、すべてのマイクロサービスエンドポイントで「502 Bad Gateway」が発生したとき、チームは直ちに問題を追跡し、すぐにアマゾン ウェブ サービス(AWS)にトラブルチケットを送信しました。このインシデントは90分以内に解決され、影響を受けた訪問者を900人未満に抑えることができました。
Webチームは、Splunk Synthetic Monitoringを使用したことで、運用面のほぼすべてが大幅に改善されたことがすぐにわかりました。これには、ページの読み込み時間が50%短縮されたこと、コアウェブバイタル(Webページを読み込むときのユーザーエクスペリエンスをスコアリングするメトリクス)が60%改善したこと、優先度の高いチケットが30%減少したことなどが挙げられます。
Splunk Synthetic MonitoringとSplunk Real User Monitoring(RUM)を併用することによってチームの効率が25%も向上し、新しいビジネスクリティカルなプロジェクトに費やせる時間が増えました。これまでのところ、当社のWebサイトで経験した中で最高の99.999%を超えるアップタイムを記録しています。Splunk製品が社内チームの仕事をサポートしてくれるからこそ、可能性は無限に広がっていくのです。