Splunkのおかげで私たちのセキュリティサービスの成熟度は飛躍的に向上しました。サービスが安定し、運用プロセスが確立した今は、組織内の他の領域でも新しいユースケースと新しいデータソースを活用できるよう取り組む予定です
3,900人の市職員が、住民と旅行者向けに、雇用機会、図書館、都市経営、水管理、廃棄物処理、観光案内を含む幅広いサービス、アクティビティ、施設を提供しています。市は、コモンウェルスゲームズ2018年大会の開催地に選ばれたことで、組織全体のセキュリティ運用を強化し、可視性を向上させる必要がありました。そのセキュリティ強化策の一環として、Splunk CloudとSplunk Enterprise Security (ES)を導入し、次の成果を達成しました。
Splunkの導入前、ゴールドコースト市は、市の機関によって異なる複数のセキュリティシステムを運用していました。「複数の環境をまとめて可視化できなかったため、産業用制御システムから従来型のITシステムまで、異なるタイプの環境に対応してすべてを統合できるソリューションが必要でした。私たちが重視したのは、包括的な単一のプラットフォームで、環境ごとに異なる脅威プロファイルを異なる優先順位で監視できるか、という点です」と、ゴールドコースト市の情報テクノロジーセキュリティアドバイザーを務めるMatthew Walker氏は述べています。
サイバーセキュリティ対策への長期的なニーズを背景に、市は、サービスプロバイダーのEnosys社が提案するソリューションの一部としてSplunk CloudとSplunk Enterprise Securityの導入を決定しました。この決定をさらに後押ししたのが、コモンウェルスゲームズ2018年大会です。コモンウェルスゲームズは、イギリス連邦に所属する71の国と地域のアスリートがさまざまな競技で競い合う国際的なスポーツイベントであり、今日のサイバー環境での脅威の高まりを考えると、セキュリティ脅威を検出して対応するための体制作りは喫緊の課題でした。
大規模なスポーツイベントの開催地が直面する主な課題の1つは、大勢の人の安全確保です。市は、地元、州、国レベルのパートナーと協力して、サイバーリスクの緩和と大会参加者および地域住民の保護に取り組む必要がありました。大規模なスポーツイベントは知名度が高く、世界的な注目を集めるため、サイバー犯罪の主要ターゲットになります。そのため、サイバー攻撃のリスク対策は必要不可欠です。さらに、電力や水道などの重要インフラに障害が発生すると、イベントの成功が妨げられるだけでなく、主催者と開催地の評価を大きく下げることにもなります。
市は、Splunkソリューションを導入することによって、大会期間中だけでなく将来のニーズにも対応できるサイバーセキュリティ運用のコア基盤を確立しました。