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ダウンタイムの表面に現れないコストが大打撃をもたらす

米経済誌フォーブス誌が毎年発表する、世界の公開会社上位2,000社では、デジタル環境での障害やサービスのパフォーマンス低下により年間4,000億ドルのコストが発生しています。レジリエンスの高い組織が、いかに巧みに舵を取り、予期せぬ惨事や多額の損害を回避しているかをご紹介します。

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影響


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ダウンタイムは収益を低下させる

収益の損失、規制違反の罰金、残業代など、ダウンタイムによる直接的なコストは組織に大きな打撃を与えます。実はその水面下でも、イノベーションの停滞、生産性の低下、ブランドイメージの低下といった形で隠れたコストが発生し、同じくらい壊滅的なダメージをもたらしています。

  • 最も大きな打撃を受けるのは収益で、その損失額は1社あたり4,900万ドルにのぼります。
  • テクノロジー部門幹部の64%が、ダウンタイムは生産性の低下につながると回答しています。
  • 1回のダウンタイムで株価が平均2.5%下落します。

原因

ダウンタイムの要因はいたるところに

ダウンタイムは技術的な懸念事項であるだけでなく、ビジネス上の優先課題でもあります。調査では、ダウンタイムの要因として、IT運用、エンジニアリング、セキュリティの問題が挙げられています。その影響はすべての部門、すべての職務に及びます。

  • ダウンタイムの56%がサイバーセキュリティ関連の問題、44%がアプリケーションまたはインフラの問題に起因します。
  • 人的ミスによるダウンタイムのMTTD (平均検出時間)は17〜18時間、MTTR (平均復旧時間)は67〜76時間です。
  • テクノロジー部門幹部の41%が、ダウンタイムに最初に気づくのはたいてい顧客であることを認めています。
原因


リーダー


リーダー

レジリエンスリーダーの特徴と戦術

デジタルレジリエンスが高い組織は、ダウンタイムに関する問題をよりすばやく修正して、財務的損害を防いでいます。これら「レジリエンスリーダー」と呼べる組織に共通する特徴は、ダウンタイムの対応戦略を考えるうえで参考になります。レジリエンスリーダーには以下の特徴があります。

  • ランサムウェア攻撃を受けたときに、その他の組織の84%の時間で復旧できます。
  • インシデントによる規制違反の罰金とSLA違反金が、その他の組織よりも2,000万ドル低く抑えられています。
  • 既存のツールの生成AI機能を利用するユーザーが多く、利用率はその他の組織の4倍にのぼります。

ダウンタイムの隠れたコストを突き止める