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オブザーバビリティ調査レポート2023

グローバル調査:IT環境がますます複雑になる中で、先進的な組織は可視化を推進し、レジリエンスを強化して、ROIを大きく向上させています。

  • リーダー的組織:10%
  • 成熟度が高い組織:20%
  • 成熟度が中程度の組織:37%
  • ビギナー組織:33% 

状況

オブザーバビリティが定着

Splunkは、組織のオブザーバビリティを担う1,750人の現場担当者、マネージャー、エキスパートを対象に、今日までの成果から将来の展望まで、オブザーバビリティを取り巻く状況を調査しました。主な結果は以下のとおりです。

  • 87%の組織がオブザーバビリティプロジェクト専門の担当者を置いています。
  • 81%が、過去1年間で使用するオブザーバビリティツールが増えたと回答しています。
  • 86%が、オブザーバビリティソリューションの選定でハイブリッドアーキテクチャに対応する柔軟性を重視しています(ただし半数の組織はハイブリッドアーキテクチャはまだ改善の余地がある領域と認識しています)。

目標

羅針盤としてのレジリエンス

多くの組織がレジリエンスへの投資を強化しています。その背景には、レジリエンスの低さが顧客離れ、収益低下、イノベーションの後れにつながるという不安があります。とはいえ、レジリエンス向上の取り組みの進捗状況はさまざまです。

  • 約3分の2の組織でダウンタイムの1時間あたりのコストが15万ドル以上にのぼっています。
  • 96%の組織が、レジリエンスに対する正式なアプローチがあると回答しています。
  • しかし、そのアプローチを組織レベルで実行している組織は40%にとどまり、16%はまだ実行段階に至っていません。
目標

レジリエンスについて組織レベルで定められた正式なアプローチがあると回答した組織は40%

メリット

予定外のダウンタイムを何時間あるいは何日もかけることなくわずかな時間で解決できる割合が、ビギナー組織の4倍

メリット

リーダーが得るメリット

オブザーバビリティ実践の成熟度が高いリーダー的組織は、ROIの向上から問題解決の迅速化まで、大きな成果を実現しています。

  • リーダー的組織では、アプリケーションの可用性とパフォーマンス要件への達成に100%自信があると回答した割合が89%にのぼり、ビギナー組織の43%を大きく上回りました。
  • リーダー的組織では、オブザーバビリティツールのROIが期待をはるかに上回ったと回答した割合が、ビギナー組織の7.9倍にのぼります。
  • リーダー的組織では、ダウンタイムの年間発生回数が、平均でビギナー組織の3分の1に抑えられています。

教訓

リーダー的組織に学ぶ教訓

リーダー的組織になれば多くのメリットが得られることは明らかです。では、リーダー的組織はどのようにして今日の成功を掴んだのでしょうか?

  • リーダー的組織はレジリエンスを重視し、正式なレジリエンス戦略を策定して組織レベルで実行していると回答した割合が81%にのぼります。 
  • リーダー的組織の75%が、オブザーバビリティと他の監視ツールやチームをある程度以上統合しています。 
  • リーダー的組織は厳しい目で製品を選定しています。68%が「見せかけのオブザーバビリティ」(オブザーバビリティに関する機能が追加されていないにもかかわらずベンダーが「オブザーバビリティツール」と呼び名を変えている従来型のツール)に何度も遭遇したことがあると回答しています。
教訓

レジリエンス戦略について、社内のオブザーバビリティリーダーがビジネス部門のリーダーとのコラボレーションを強化していると回答した組織は100%

オブザーバビリティ調査レポート2023では、リーダー的組織がどのように可視化とレジリエンスの強化に取り組んでいるかを紹介しています。ぜひご確認ください。